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教員を退職した理由

未練はありませんか?
私がよく質問される言葉です。
未練はありません。
それはなぜか、
今の働き方が最適だと感じるからです。


教員という仕事は好きです。
じゃあなんで辞めたの?と…

矛盾しているように聞こえるかもしれませんが、仕事が大好きだから私は教員を辞めました。
育休復帰してからは、家庭と仕事を両立してバリバリ働く自分をイメージして働いていました。子どもがいながら働くって大変だけど、頑張ってる自分を証明している感じがしてなんだかよくわからない優越感に浸っていました。でも実際は…家族の事は後回し…仕事優先で働いていました。今考えると、家庭内は大荒れです…。我が子と過ごす時間は1日長くて2時間。休日も仕事が終わらない時は、母に子どもを預けてこっそり仕事へ。

責任ある仕事もどんどん任されるようになり、着実にキャリアを積んでいると実感する日々。人って頼られると嬉しくてがんばっちゃいますよね。退職の決断をしたのは、6年生の学年主任をやっている時。

決断するに至った理由は一つではありませんが…

一番は
「我が子の子育てをしたい」


ということでした。両立するにはどちらも50%のパワーバランスでやればよいのかもしれませんが、それが難しい。不器用な私は仕事はある程度力を入れたいし、子育てもしたい。欲張りですよね。

ある日の夕方、
仕事に没頭するあまり、子どもの保育園のお迎えを、忘れてしまったことがありました。こんなにも心に余裕がないんだと、はっとさせられました。我が子にはなにもできてない…。自己嫌悪に襲われて、今までの働き方を見つめ直そうと決めました。

教員の働き方改革は進んできてはいますが、今すぐにという期待できないし、今後できても自分に合うものとも限らない。それなら自ら働き方改革しちゃおうと。
時短勤務制度もありますが、仕事は全部やきりたい私にとっては合わない働き方でした。
そんな時知ったのが非常勤の働き方。
調べれば調べるほど私にと魅力的な働き方だったのです。

選択肢は二つ。

このまま続ける or   退職して非常勤講師

とにかく紙に書き出しました。続けるメリットとデメリット、もちろん非常勤のメリットとデメリットも。

わざわざ正規の教員を辞めてまで非常勤にならなくても…と思う方も多いと思うのですが、そして、実際…「もったいないよ」とたくさんの人に言われました。自分がどこを大切にしたいかで、選択は変わると思います。
とにかく考えました。

他人の意見もありますが、
最後の決断は私自身です。
最終的には自分の将来を見据えて決断しました。

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