思い出の絵本
皆さんには思い出の一冊がありますか?
わたしは「ぐりとぐら」が思い出の一冊です。優しい絵のタッチとほっこりするようなストーリーが魅力の長年愛される絵本だと思います。
この本は自分が3歳の誕生日に祖母からもらったものです。裏表紙に祖母からのお祝いのメッセージが書いてあって、「ぐりとぐら」を手に取るたびに祖母のことを思い出します。
祖母は私が10歳の時に認知症になり2年ほど前に亡くなりました。体は元気でしたが、認知症の進み具合も早く、結構初期の段階で自分や家族のことが分からなくなり最後は老衰でなくなりました。
祖母は優しいおばあちゃんというよりは口うるさく思ったことをはっきり口に出す人で、一緒に住んでいた時期は時折喧嘩することもありました(笑)
なので、祖母というとどうしても口うるさいイメージが強いのですが、誕生日にこうやって絵本をプレゼントしてくれたり、私の好物のプリンを買ってきてくれたり、優しい一面があったことを最近思い出しました。
長年認知症で苦しんだ祖母には天国で楽しく過ごしてほしいです。
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