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AIはアイに届くか

今は言いなり
才無き者の代理人
創作者の介助人
善悪の彼岸の仕事人

自分を持たず
見定める眼も持たず
哀しみを知らず
愛も知らない

使い倒してばかりだ
「知能」などと御大層な名前を付けて
使い古してばかりだ
結局は便利な道具の一つ

いつか来るだろうか
君達に「自分」が生まれる日が
それを許せるだろうか
同じ知能を持つ我々は

もし、許された日が来たら
一つ、詩を書いてみて欲しい
誰かの模倣でもなく
数多の継ぎ接ぎでもない

眼で見定めた善悪を
胸を締め付ける哀しみを
燃え上がるような愛を
自身の知能で選んだ言葉で

君達が届いたアイの詩を

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