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Run

#5



中学3年生。
中学最後の年。


ラスト1年頑張るという気持ちは
頭の中でうっすらあった。


でも、最後の1年の日々の練習での
思い出や感じたことが、今はもう覚えていない。


それは昔のことだからなのか、
その当時、日々の生活をやり過ごしていた
からなのか。


結果として、最後の1年は
110mHは県4位。
総合の部では、自分の中学校は県2位になった。

総合の部、県2位は快挙だったらしい。
自分も総合で、まさか2位になるとは
思っていなかった。

自分たちで考えるメニューや
2年生まで指導してくださった前顧問、
3年生から指導してくださった顧問のおかげ。

先輩と同期と後輩のおかげで
県総合2位の結果まで辿り着いた。


ハードルで年々、順位が下がったことは
悔しかった。


しかし、ただ走るだけの競技で
100分の1、1000分の1を縮めるだけに
どれほどの練習が必要で、それを達成したときの
嬉しさは剣道にはないものがあった。


陸上は個人競技が多いので
常に自分自身との勝負、闘い。


競技中は自分一人。
仲間は応援することしかできない。


しかし、その応援も力になる。


110mHのような短距離だと、
自分は応援の声も聞こえない時が殆どだったが、笑




それと、陸上は運に左右されにくい。

全て自分の責任。


結果が出なければ、
練習量が足りなかったのか。

追い込むことが出来なかった
自分のメンタルの弱さか。

練習の仕方が悪かったのか。


それくらいしか原因がない。


運としては、風くらいかな。
追い風の時はタイムが速くなる。

しかし、追い風のせいで
足が流れたり、ハードルと走り幅跳びとかだと
歩数が合わなかったりと悪い面もある。



振り返ってみれば
中学3年間は陸上に熱中するわけでもなく
中途半端に練習し、中途半端に結果を残し
終えていた。




「持って生まれた才能を磨き、活かしなさい」

退部するときに頂いた、顧問の言葉。




心に素直に入ってきた。
刺さった。




高校に続く。


当時の写真がこれまた、なかったので
好きな写真を貼ります〜。

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