2021鎖骨骨折♯4
2021年の秋に鎖骨を骨折した時の随想です。ぜひどうぞ。
近況報告:4
翌10月16日(土)、午前2時半に帰宅したとは思えない目覚めの良さ、と言うか激痛で起床。ロキソニン、効いてないやん!?
職場に電話して21(木)までとりあえず6日間の休みをもらう。本当にありがとう、助かります。良い部下に恵まれた。歯医者にも電話で事情を説明し18(月)の予約をキャンセル。歯医者に関しては8月も急遽予約が取れたワクチン接種を優先して抜歯をキャンセルしたから、きっと「いろいろある人やなぁ」と思われてる、、。
昨夜、新潟臨港病院で「明日にでも たかはし整形外科へ」と言われていたのでさっそくかみさんとでかける。以前、うちの息子や娘がお世話になっていてかみさんはここの院長をよく知ってる。評判はいいらしい。名物院長らしくスキンヘッドで見た目もかなり。さっそくだけど レントゲン撮るのが上手い! たぶん昨夜の病院より。院長の俺へのポージング指示がいちいち理にかなってるのが素人でもわかる。その後、肩に遠赤外線的な?体を内部からあっためるやつ、スタッフに「赤い光を見ないでくださいね。スマホや時計は遠ざけといてくださいね」みたいなのを照射してもらったあと、鎖骨固定帯(筋肉少女帯みたい)っていうベルトを両肩にランドセルみたく回して背中で思いっきり締め上げる~。折れたところがまっすぐくっつくように上から抑えるらしいのですが、超痛い! 「これつけたら少し楽になるよ」って言われれても装着するのが一苦労で背中でベルトをぎりぎりと締め上げる締め上げる。「先生とこ行ったらもっときつく締めるかもよ」とか、俺と同世代くらいの女性スタッフに脅されながら。越路吹雪似の最古参と思われるベテランスタッフが「地獄だねぇ」「虐待だねぇ」と近くを通るたびに一声かけていく、、。締め上げてるスタッフはみな女性なんだけど「ははは、」ってそのたびに笑うし、かみさんも笑ってるし。俺はそれに反応する余裕もなく、、。痛さをこらえて毛細血管がプチップチッと切れていると思います。
診察室では院長がレントゲンを指しながら「これ、写メ撮っとく? あとで2人でゆっくり見なよ」
「小学生なら2-3週間で骨がくっつくけど畠中さんは小学生ではないので、、、。2か月くらいかかるねー」「えっ、昨夜は三角巾しかもらってないの~?大変だったね。この鎖骨固定帯は1ヶ月つけてください」「畠中さん、偉いから重い楽器とか運ばなくていいでしょ?若い人にやらせて」と畳みかけられ。 俺:(あー、このタイプの先生か、、)。 続いて「畠中さん、晩酌する?」「えっ、あー、はい でもさすがにひかえよ、、、」「来週からのんでいいよ!」 みたいな先生。「湿布は肌色と白とあるけどどっちがいい?」「(きっぱり)肌色でお願いします!」とハキハキと即答するのがこの先生の場合、うまく付き合えそうなことを直感し。
でもさ、この医院さ、スタッフがみんなきびきびと動いていて、気も効くし、目も配れてるし、院長の教育が伝わってきた。かみさんが「ここのスタッフ、昔からずっと変わらないよ。ながく働いているひとばっかり。若い人も多いのに」って。清々しい空間でした。
ジェネリック鎮痛剤1週間分と肌色の湿布28枚くらいもらって帰宅。何をして過ごすでもなく、椅子やソファーに座っても背もたれにもたれることもできず、読書をしようと思っても首を下方に長時間向けておくのがけっこう大変。鎖骨固定帯はランドセルみたいに両肩を抑えるのでもちろんギターは弾けない。手も洗うのも、手指消毒も、マスクを耳にかけるのも、トイレットペーパーをたぐるのも、お風呂も、ベッドに寝るのも、ベッドから起きるのも、とにかくすべてが大変。超ゆっくりだったらできるけど。できないこと①鎖骨固定帯を外すこと。これは背中で絞めてあるから。②半袖肌着の脱ぐと着る これだけはできなかった。前にも書いたけど襟首が若干伸びたダルんとした古いシャツのほうが痛みが少なく脱ぐ着るができる(手伝ってもらってだけど)。襟口ダルンの3-4枚ほどをヘビーローテーションで着てます。
通院時、若い女子スタッフにお世話されるから新しい真っ白な肌着を着ていきたい気持ちはあるけど激痛が勝り。その2つの動作以外はズボン、パンツ、靴下も右手だけでなんとかなった。肌着の上は例の赤いUNIQLOジャージでその上もadidasジャージ。ジャージ・オン・ジャージで寒くない。なんといってもジャージは伸びるから楽に着れる。あと、寝返りが打てないのは最初はきつかったけど、4-5日で熟睡できるようになった。鎖骨固定帯をしている間は寝返りなし。