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母親がアルコール依存症


私の母親はアルコール依存症です。
もう二度と昔の母親には戻れない、治療もできない。家族を巻き込み苦しめる…本当に恐ろしい病気です。

アルコール依存症は、とても怖い病気の1つです。誰でも、長い間、お酒の飲みすぎを続けているとアルコール依存症になります。いったんアルコール依存症になると、治癒することはありません。また、飲酒を続けていれば、アルコール依存症はどんどん進行していき、ついには死に至ります。死亡の原因としては、身体の病気、事故、自殺が主なものです。また、アルコール依存症が進むと、社会的な影響も出てくるようになります。例えば、飲酒運転、失業、離婚などで、多くの大切なものを失うことになってしまいます。
このように怖いアルコール依存症ですが、先ほども述べたように治癒することはありません。しかし「回復」することができる病気です。だからこそ、まずは医療機関等に相談することが大切です。進行する病気ですので早期発見、早期治療がより有効です。
ちなみにアルコール依存症の患者数は現在、日本国内で80万人以上といわれていますが、その予備軍も含めると約440万人にもなると推定されています。そのうち治療を受けているのは4~5万人程度と考えられています。
本人自らが治療を求めないというのが、アルコール依存症の1つの特徴です。嫌がる本人を家族など周囲の人が説得して治療へとつなげていくケースも少なくありません。以前は、断酒を決意していない人が医療機関を受診しても、医師から「断酒をする気になったら来てください」と言われることが多かったようです。しかし最近では、断酒を決意するまでには至っていない人が受診した場合、先ずは外来通院だけでも続けて、飲酒に関する話を重ねていくといったパターンが多いようです。先ずは、気軽に専門機関に相談してみることが大切です。

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