見出し画像

💰私なりに気付いた3選!なぜ、アトピービジネスは生まれるか?流されないために💰

今回は少し真面目なテーマ。
アトピービジネスはなぜ生まれるか考えてみたいと思います。

アトピー性皮膚炎の「アトピー」とは元々ギリシャ語の「ATOPOS」に由来し、「奇妙な」と言う意味を持つ言葉です。

「奇妙な」=つまり原因がはっきりしない。

これがアトピービジネスが生まれてくる背景の一つかと思います。


様々な免疫系の機序に加えて、環境因子や遺伝因子、さらには、スキンケアの不足による皮膚のバリア機能の崩壊など、多種多様な要因が関与するため「奇妙」と言われるのだと思います。

人は人智を超えた者に出くわすと、何かにすがり付きたくなります。これは昔も今も変わりません。

そして「遂に解けた!アトピーの秘密」とか、「誰も気付いていない!アトピーの秘密」とか、そう言った文言に弱くなります。これがアトピービジネスが生まれて来る第一の要因かと思います。

第二に慢性病であることがあげられます。
長期に渡って症状の警戒と増悪を繰り返し、人の心まで苦しめます。言い換えると、何度も襲って来る苦しみです。

短期間ですむ病気は我慢できますが、慢性病は長く病むため、「この苦しみを一刻も早く抜け出したい!」という気持ちになり、「何か前提が間違っているのではないか」と、人を哲学者にし、疑いたい気持ちになります。

かの哲学者ソクラテスは「悪妻は夫を哲学者にする。」と言いました。

そう慢性病も人を哲学者にしてしまう危険性があるのです!💦

そうなると、「すぐに効く!」とか「今までの治療は間違い!」とか、そういった言葉にすがりつきたくなります。
これが第二のアトピービジネスが生まれて来る要因かと思います。

第三にステロイドという、スケープゴートを作りやすかった点が挙げられます。
ステロイドは元々は良い治療法であったはずでした。
しかしながらいつの間にか、内服のステロイドともごちゃ混ぜにされ恐怖の物質として、仕立て上げられてしまいました。

敵の敵は味方理論です。また孤独や恐怖に人は弱い理論です。

「ステロイド治療が諸悪の根源だった!」とか、「ステロイドは使ってはいけません!」といえば、ステロイド治療をする現代医療、はたまた医者や医療関係者に対する信頼まで揺らぐため、孤独にさせて、自分たちの理論を勧めやすくなります。

私はステロイドを使用しない治療が全て間違いとか、ステロイド以外の治療を否定したい訳ではありません。
中には良い治療法もあるのだと思います。

ただ、以上3つの要因。

①原因がはっきりしないこと
②長く続く苦しみ
③特定の敵を作りだせること、それに伴い孤独や恐怖、怒りなどを生み出せること

この要因が揃った時、人は流されやすくなることは事実だと思います。

そして、これら3つの要因はアトピービジネス以外にも様々な場面で利用される可能性があります。

だからこそ、改めてもう一度自分の頭で冷静に考えてみることこそ大切、という気持ちでこの記事を書きました。

私はアトピー性皮膚炎の治療に関しては、

①多額のお金がかからないこと!(デュピクセントなどの保険適用がある注射は除く)

②標準的な治療をまず行う事!(プラスアルファは自分で補う)

③なるべく手間がかからないこと!

この3つを基本に置きたいと思います。

言い換えれば、

心は強く!

標準治療を大切に!

それでも足りない部分は、お金をかけずに、続けられる方法で!

私の過去の記事も参考にして頂けたら幸いです❤️
以上、よろしくお願いします🙇‍♀️




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?