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安倍元総理と観艦式・観閲式

平成30年度自衛隊記念日観閲式・・・のために待機する隊員たち
待機する10式戦車。行進1時間前からエンジンを吹かす。
安倍総理がいる座席方面に移動できず、土手で観る羽目になった観閲式。

安倍晋三元総理が襲撃されて亡くなった事件に衝撃を受けた。

歴代総理の中で在任期間がもっとも長かった人が殺された、というショック。参議院選挙のための遊説中に公衆の目前で白昼、銃撃を受けた、というショック。犯人が3年の在籍とはいえ、元海上自衛隊の隊員だったというショックなど、日本国民であれば、誰しも何らかのショックを受けたと思う。

この事件については、まだ全容が解明されていないので、ここからは別な話題を取り上げる。

安倍元総理には直接、会ったことがなかった・・・が、同じ行事に参加していたことがあったと思い出した。
平成27年(2015)10月18日、神奈川県沖の相模湾で行われた海上自衛隊の観艦式と、2018年10月14日に埼玉県の陸上自衛隊朝霞訓練場で行われた平成30年度自衛隊記念日観閲式だった。

観艦式は、知り合いが準備事務を担当していたことで参加券を融通してもらえることになり、横浜から乗艦することができた。

乗艦した訓練支援艦「くろべ」 出典:海上自衛隊ホームページ



隣だった潜水艦救難艦「ちよだ」型 出典:海上自衛隊ホームページ

なぜ、隣だった艦を覚えているのかというと、この艦を通って「くろべ」に
乗り込んだためである。

安倍元総理は「現職首相が米空母に乗艦するのは初めて」ということで、観閲式に出席したあと、海自ヘリコプターで原子力空母ロナルド・レーガンに移動した。海自の知り合いは、空母との調整役だったそうで、非常に大変な任務だったそうだ。というわけで、当時の安倍総理とは、相模湾でいっしょだった。


観閲式は、この年に新編した陸上総隊をはじめとする新体制で初の観閲式だった。
私の座席は、安倍総理が間近に見える位置だったのだが、たどり着けなかった。
警備が厳重過ぎて持ち物チェックに時間がかかったこと、会場が広すぎて入り口(ゲート)までの移動に時間が掛かったことにより、式の開始時間前に座席に着くことができなかったのだ。 

会場案内図を見ると、私がいたのは会場の端っこ。ほとんど朝霞駐屯地の近くだった。 

観閲行進を終えた隊員たちが奥に見える。


会場に流れる安倍総理の訓示は、強い風で切れ切れにしか聞こえず、同じ場所にいるメリットが全然なかったことが思い出される。

思い出とともに、安倍元総理を偲ぶ。
ご冥福をお祈りいたします。



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