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今思うと「それおっけい?」と言いたくなるリアルに面接で聞かれたこと@教員採用試験~都立の中学で働いた話①~

社会人4年目の私ですが、1年目は都立の中学校で働いていました。

私の雇用形態は「期限付き採用教員」というもので、働き方、給与、待遇などは常勤教員と変わりませんが、「期限付き」とあるように1年の期限付きで働きます。

なので期限付き教員のうちに採用試験を再受験して正規の採用をもらい、晴れて専任として教員になるか、落ちた場合は講師や別の道にいくような流れになります。○○教員、採用ってごちゃごちゃしていてわかりづらいと思いますがざっくりこんな感じです。私の記憶の範囲だから今はちがう、、もしくは間違えているかも

○○講師の説明↓↓

専任講師:
フルタイム勤務正規雇用という感じ。
東京都教員採用試験に無事合格すると、1年の試用期間(名ばかり)を終えたのち、晴れて正規採用の教員になれるってかんじ。
ちなみに東京都教員採用試験に合格した段階では専任講師なんて言葉は使わず「教員採用候補者」とかいう意味わからない名前での採用になります
私立の学校でのほうが馴染みのある呼ばれ方かも

常勤講師:
フルタイム勤務。働き方や待遇は専任と一緒だが雇用期間に期限があったりなど、いわば契約社員みたいなかんじ(?)
東京都教員採用試験でいう「期限付き任用教員」がこれぇ!なかんじ←私が採用された枠!
ちなみに東京都教員(公立学校ね!)には、常勤講師の枠として、「産休代替」、「臨時的任用教員」という言い方をする雇用形態もあったりします。
産休/育休代替だと、産休/育休に入った先生が戻ってくるまでが勤務期間になるので、ま・じ・で!人によって期間が違います。1年で戻るって言って3年後に戻る人もいれば、逆にもっと早く戻る人もいるわけで。みたいな
臨時的は急な休みや辞職に入った人の代わりを~ってかんじ。これも期間は人による!
私立の学校の場合、
常勤講師で3年間、問題なく働けば4年目以降は専任講師として採用します!なんてとこもあったりします

講師の先生
講師っていうと授業だけっていう本当にそういう講師です
東京都の場合、講師の先生は授業だけ担当してたけど都道府県によっては、担任持たされたりなんていう、は?っていう仕事をやらされることもあるみたい

ちなみに今回のタイトルのお話をするうえで、東京都教員採用試験の私が受験した当時の試験の仕組みを説明すると、ざっとこんななかんじ!

1次試験(筆記・小論文)
    ↓
2次試験(面接・科目によって実技もあり)
    
2次試験の結果次第で
【合格】
①教員採用候補者(いわゆる専任講師枠)
【不採用】
①不採用だけど、期限付き任用教員として1年採用
②普通に不合格 *だがしかし!3月以降に産休代替もしくは臨時付でやらないかという話がくることも、、、科目にもよる

ここでまだおわりではないんです。2次試験終了後、「教員採用候補者」と「期限付き任用教員」は配属される区や市の教育委員会、そのあと配属先の学校との面接あり!

今回のタイトルである「それおっけいか?」という質問をされたのが、最後の配属先の学校との面接時なんですね~
前置き長すぎました、ここまで読んでいただきありがとうございます。

でもまだ続きますよぃ!

いま26で、自分の将来だったりキャリアだったり結婚とかいろいろいろいろ人生と向き合う機会が増えてきました。暇さえあれば将来のことを漠然と考えます。
考えすぎて、悟りを開き、
いやー自分の先祖のルーツはどこでなにをした人で、どう生まれ、育ち、死んだ?
なんて考えはじめたり、
会社の上司が子育ての話なんかし始めたら、
いつから付き合い、どのくらいで結婚し、何年目で子どもを産んで、仕事は~?
なんて質問攻めしてしまいます。

そう、もう明らかに生き急いでます。

正直、6年以上付き合った彼がいたとき
(去年のホワイトデー前日に振られた。詳しい内容は前回の記事を是非「https://note.com/gonyudearasa/n/nfe3575fff40f」)、
この人とギリ25の歳で結婚して、28くらいに子どもかな~とか比較的将来の心配なんてせずに過ごしてきました。

話は戻って、新卒1年目で配属先の学校長と面接した時もそんな感じで彼に自分の将来をゆだね、依存し、頭空っぽの私は、勝手に25で結婚し、30前には子どもを産むというライフプランを立てていました。愚か者ですね、、まあまあ22歳の少女ですから

なので学校長が、「なぜ教員になりたいのか」なんていう質問へ、何の中身もない、ありきたりでてきとー、丸暗記した文を必死で思い出しながら、当初はとりあえず合格させてくれーと思いながら返答した気がします。
何を聞かれても好印象を与える回答をしようと必死だったのですね。

というのも、学校長面接の前にある、配属先の区との教育委員会での面接、1度落ちているんですね、私。しかも新年度が始まる前月の3月中旬に。
必死でした。ここで決まらなければ4月以降無職か?と思い。
落ち方も悲惨で、3人同時に面接を行うスタイルで、5分ほどの面接を終えた後、一度控室に戻され、数分後、案内係がすぐ戻ったと思ったら、私だけが「今回ご縁がなかったということでお帰りください。」と全員の前で言われ、ひいいいい、、、と思いながら、帰ったのを今でも覚えています。
2人の男の子と私、そんなに大差あったのか、、、(みんな「期限付き教員」での採用)、フィードバックが欲しかったです私は。
結果的にこの区は教員の採用人数が足りず、1週間後に配属先の中学校と面接してこいという旨の連絡を受け取ります。
1回落とされてるのにいいのかと思いましたが、面接は問題なかったから良かったみたいです。(なんで落ちた?)

こんなことがあり、どんな質問にもポジティブな回答、YESマンになろうと私は決めました。今思うとは?って思うような内容だと私は感じるけど、私だけなのかな?
そんな質問がこちら

「この1年以内に結婚の予定はないか」
「この1年に子どもを産む予定はないか」

どちらの問いにもきっぱり、「ないです」と回答すると、校長は安堵のため息をついて、「結婚して子ども生まれるとか言われたら困るからな、、、よかった」っと口にし、私は晴れて採用!!!おめでとう!!!

でもこれ、今考えると、どうなんだ?と考えてしまって、、、。
女性って結婚や子どもという選択肢を手に入れたければ、キャリアを捨てないといけないのか?とかこの考え方でいけば、私は27くらいで転職を考えているけど、新しい会社で自分の立ち位置安定させるとすれば3年は必要か、そしたら30代で子どもは無理なのかな、、とか。

ちなみにこのとき学校長から、「そういえばあなたが先日の面接(←悲惨な返され方をしたあの面接)で落とされたのは、学校の教員配置的に男性が2人欲しかったからと(配属先の教育委員会)言っていた」と言われた。

これらのこと、怒りや不満がこみあげてくるというよりかは、
いや、令和よ?女性だってなんでも手に入れていい!と思いたい反面、それはきれいごとで現実はなかなか難しいものなの?と感じたり、
自分は今後どうやって生きていこう?と、転職しようかな~と考えている今、ふとこの体験を思い出した。そんな話。


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