忘年会で懇親を深める。という目的に疑問を覚える。

忘年会は、通常、社内メンバーと、外注の業者さんと共に行います。
社内だけでなく、外部の方とも、懇親を深めましょう。
そのための忘年会であり、飲みの場。という考えを上司は持っています。

忘年会翌日の朝礼。

・昨日の忘年会は、業者さんも楽しかったと言っていた。
・心を開いてくれた。
・こういったことで懇親を深めるから、協力をしてもらえる。

何がどうなったから、この結果になったのか。
懇親が深まったと思っているのか。
そこには、役員という立場の方を相手にして、「いい話しか出来ない前提があるのではないか」(仕事をいただくという意味で。)
お酒を飲まない僕にとっては、特段腑に落ちる内容でもない。

本当にいい協力関係とは、普段の仕事から生まれるもの。
飲み会の場ではなく、「毎日」「毎回仕事をしている時」に、懇親は深められる。
そもそも、仕事をする上で、懇親よりも、「誠実」「丁寧」の方が必要だと思う。
それぞれ、個々が、最大限の力を発揮する。
相手のことを考えた仕事をする。
傾聴する。相手の考えを受け入れる。本音で話し合う。
こういったことを、普段から行なっているほうが、よほど良い仕事をすることにつながると思う。

振り返るのは、懇親が出来たか。ではない。
毎日の仕事の中で、「相手にリスペクト出来ているか」
そのために、「誠実で丁寧な仕事をこなせているか」
「小さいことでも感謝できているか」
だと思う。
それなら、日々、その時々に実践して、反省して、改善して、活かせるから、
成長を実感できる。良いポジティブループとなる。

もし、懇親が出来たことを注ぎに活かすなら
「何をやったから、具体的にどんな反応があり、さらに良い協力関係を構築できた」と、アクションプランを交え、結果を話すべき。
1番わからないのは、「個人の感想」であり、「個人的に懇親が深まった(であろう)」という、本人にしかわからない感情や解釈。
人に物事を伝えるには、聞き手に合わせた話し方が必要だけど、やってもらいたいことは、ストレートに伝えた方が伝わると思いました。

少なくとも、聞いていた僕にとっては、何も腑に落ちていないし、行動が変わる結果にもなっていない。
忘年会は、ただ食事をしたことと、仲がいい方と楽しく会話をして過ごしただけ。
やってほしいことと、実際に受け取っている情報とのずれは、少なからず起こってしまうけど、出来るだけ小さくしていきたい。

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