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Star Wars Jedi: Fallen Order

 このゲームはとにかくライトセーバー!の一言に尽きます。発光やサウンドエフェクトがそのまんまで、ライトセーバーを振り回したいという夢を少し叶えてくれます。もちろんブラスターを反射させたり、フォースを使ったりもできます。メカニクス、謎生物などにもスターウォーズらしさがあります。

 基本はアクションで、いわゆる「ソウルライク」と呼ばれるものです。マップの途中に点在する瞑想ポイントで体力など全快できますが、同時に倒した敵も(ボス除き)復活しますので、瞑想ポイント間を一ステージとして攻略していく感覚です。たいていは攻略中にショートカットも開通しますので次からは戦闘を避けて進めるようになります。

 難易度ノーマル以上だとかなり難しく、何度も死んで敵の攻撃タイミングや反撃できる隙やパターンを覚えていく必要があります。ライトセーバーを考え無しに振り回しているだけで倒せるのは普通のストームトルーパーくらいです。

 ジェダイの無双感(主人公はパダワンですが)を手軽に味わうというよりも、上手く敵を捌けた時に「うわー、今わたしジェダイみたいだった!」と嬉しくなる感じです。

 死にゲーを求めていない方はイージーモードにすれば、普通のアクションゲーム並の難易度になります。QTE(イベント中に入力を求められるアレ)もオフにできます。ただし、道中のギミック(回転するギアをフォースで止めている間にジャンプして渡るとか)は簡単にならず、複数のアクションを組み合わせる後半などは結構イライラするかもしれません。

 ストーリーは、オーダー66を生き延びて隠れ住んでいた元パダワン、カル=ケスティスが審問官に見つかり、ピンチのところを元ジェダイの女性に救われて、ジェダイ候補者リストを帝国より先に確保するための旅に同行するというものです。

 最初こそ主人公側の目的はリストに記された子供たちを保護し、訓練して、ジェダイオーダーを再建することなのですが、旅を通じて己の暗黒面と向き合い、それぞれに成長して最後は違う選択をします。このあたりもスターウォーズ(というかジェダイ)の物語っぽいですよね。

 映画だけですと、「えっ、オビワン以外に生き残ったジェダイっていたの?」と思うかもしれませんが、意外と生き残っていたらしく、ダークサイドのフォースを使う審問官に追われています。このダースベイダー誕生からルーク旅立ちまでの間の時代はアニメやコミック等で描かれています。

 続編も決定していますので、カル=ケスティスの物語はまだ続くようです。同時代の人気キャラも出てきたりするんじゃないかなーと思ってますが……さて。



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