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定期供給をありがとう

豊田市美術館のおかげでこのGWが暇と無縁になりそう。

STAY HOME 呼びかけってことでアート系団体が様々な「おうちで」シリーズを公開している中、私の推し・豊田市美術館も臨時休館中プログラム「おうちで楽しむ豊田市美術館」を公式サイトで展開している。

館長のメッセージにある通り、自粛期間すらも「疫病→スペイン風邪→分離派の画家→コレクションのクリムト&シーレ」ってストーリーの中で館の姿勢とやれることを示してくる豊田市美術館。どの企画展・常設展も所蔵品やコレクションと関連づけて行う「博物館学的な美術館・博物館のあるべき姿」を常に体現してくる施設だから推しているわけですが、このタイミングでもそれを崩さないところが本当にかっこいい。

しかもコンテンツが初心者〜玄人まで楽しめるようにしてあるし、もともとあるものを活用しているっていうナイス設計。公開しているのは ① YouTubeでメッセージ・作品解説、② 研究紀要2年ぶん、③ コレクション画像+音声解説 の3つ。①は 新規撮り下ろしだと思うけど、②は定期的に出していたものをオンライン公開しているもの(美術館はあくまで研究施設なので!)だし、③は以前からデジタルアーカイブ作る流れで作られていたものだ。このタイミングだからって新規に頑張りすぎてないところがさすがです。

企業でもそうだけど、このご時世の困りごとって「今回限定の問題」よりも「これまで潜在的にあった問題・優先順位の低かった問題」の顕在化の方が多いだろうから、新たな施策も自粛に関係なく長期的に使えるものにすべきだよね。このご時世でもブレない豊田市美術館、最高です。國松先生が動画で言っているように、不変の存在がいてくれるだけで私の心の安定は保たれております。まじ感謝。

まだ①しか閲覧できていないけど、途中で投げ出さないように、「おうちで楽しむ豊田市美術館」で得た学びはこのnoteでアウトプットする予定。おそらく③を閲覧すれば日本の現代アートはだいたい理解できるようになってるんだろうな。これまで勉強するの後回しにしてたから、これはこれでいい機会だと思う。

改めて、いつも最高の世界を見せてくれる豊田市美術館に感謝。この気持ちは開館した時の年パス更新とショップ課金で表したいし、積読が落ち着いたら図録通販も検討します。

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