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趣味人間万歳!【オーディオ編】(5)結局「いい音」って何やねん?

久しぶりに「オーディオ編」を書き足そうと思います。
久しぶりなので、過去の記事と内容的に被る部分があるかも知れません。ご容赦下さい。

最近ハマり出したことがります。「カセットテープ」です。
カセットインデックスカードのコレクションを再開したこともあって、やはり中身であるカセットテープそのものへの興味も再燃してきました。

ウチには父がカラオケでいまだにカセットテープを使っていることもあって、USBメモリの使える小型のラジカセがありました。が、ある程度ちゃんとしたカセットデッキが欲しくなり、ヤフオクで入手しました。

CDからダビングして再生してみました。
率直な感想としては「あら?結構ええ音鳴るやん。」

というのも、カセットテープの音質には全く期待していなかったからでした。
古い記憶を引きずり出してみると、今にして思えばとにかくカセットテープの音はどうしようもなかったというのがあったわけです。

NRをオフの状態で録音してみたのですが、最安クラスのノーマルテープでも結構高域が出てたことに驚きました。
ただ「やっぱりワウフラッターは出るよね(苦笑)」

思えばCDが世に出た時、音質の革命と言われていました。
当時のアナログオーディオの問題点と言われていた「ワウ・フラッター」「周波数特性」「S/N比」がCDによってイッキに解決したのです。

当時僕は家電店に勤めていたのですが、オーディオコーナーではマニアらしきお客様が何十分もかけて一所懸命CDプレーヤーの聴き比べをしていましたが「そんなに違いがあるもんかなぁ?」と思って見ていました(笑)

そして令和の今、レコードが再び注目を集めていると言います。
最初は「単なるノスタルジーだよなぁ」と思って冷めた目で見ていました。

一方デジタルオーディオでは「ハイレゾ」なるものが登場し、より高音質を詠うものが出てきました。
登場当初は「CDワッショイ」とその音質を称えていたのに、今ではCDでは物足らんと言うわけです。

つまりここで問題になるのはレゾリューション、解像度ということで、
CDの「16ビット 44.1KHz」が果たして十分なのか否か、という話しになってくるわけです。

音楽制作の現場では早くからクンロクニーヨン(=24ビット 96KHz)と言われてきました。現在ではもっと増えているのかも知れませんが、それをホームオーディオにも広げようというわけです。

果たしてそこまでユーザーは求めているのか?という疑問はあるわけですが、問題であるとするならば、ではどこまで解像度を高めればいいのか?という次の疑問が沸いてくるのです。

そこでレコードです。
そもそもアナログオーディオというのは、解像度という点で言えば理論上は完璧です。(あくまで理論上は、ですが(笑))

面白いもので、右のメリットを求めれば左のメリットが失われ、そうなると今度は左のメリットを追い始める。なんだか「隣の芝生は青い」理論に似ています。

結局のところ「いい音」というのはハイファイ、高忠実度再現性であるわけですが、その要素は1つだけではなくいくつもあるのです。

それを全て満たす超完璧なホームオーディオというのは現状存在しない(=デジタルである限り完璧に近いものではあっても完璧ではない)といいますか、ぶっちゃけ完璧な製品を作っちゃうとメーカーはその後の新製品を出せなくなっちゃい困るわけですね(苦笑)

結局、ワウフラやS/N対策を取るか、解像度を取るかで「いい音」の基準は変わってきてしまう。つまるところ、

「好みの問題」

なのだという結論に至りました(笑)

(・・・最後をミもフタもない一文で締めてみる(笑))

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