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誰もが“マイナス20歳”を叶えられるように。化粧水「hikuireru」を手がける株式会社nagu辻敏幸の物語【誰かの物語vol.2】

商品やサービスには、必ず物語がある。現在地に至る紆余曲折や叶えたい未来を知れば、もっと好きになったり、もっとおいしく感じたり、五感が刺激されて、ともすれば人生さえも変えてしまうかもしれない。そして、また新しい物語が巡り生まれ、世代を紡ぐ。『誰かの物語』は、誰かを救う力に満ちている。そんな、誰かの想いが詰まった素敵な物語の数々をご紹介します。

今回は、化粧水「hikuireru」を手がける株式会社nagu代表の辻敏幸さんの物語。


65以上のエビデンスを持つ特殊な水を100%使用した化粧水「hikuireru」

美容業界で24年のキャリアを誇る辻敏幸さんが、2023年9月に満を持して発売したのが化粧水「hikuireru(ヒクイレル)」。この化粧水は、65以上のエビデンスを持つ特殊な水を100%使用しています。注目すべきは、そのアルカリ濃度。強アルカリ系洗剤と同等の12.5を示しています。

「アルカリ濃度が高ければ、油汚れやウイルス・菌などの除去に効果的といわれています。しかし、一般的にはそういったものは劇薬で、素手で触ると皮膚のタンパク質が溶けてしまったりして人体には大変危険です」(辻さん)

高いアルカリ濃度でありながら、化粧水「hikuireru」が安全な理由。それは、原料である特殊な水の“不思議な性質”が関わっています。

「この水は特許製法で作られていて、人の肌や髪の毛に触れると、すーっと 濃度5.5の酸性に変化します。そのため、油汚れやウイルス・菌などの除去が得意な強アルカリの長所を保ちつつ、安全に使っていただけます」(辻さん)

例えば、顔全体に「hikuireru」をたっぷり吹きかけて拭き取るだけで、余分な皮脂を落とせるのだとか。また、ニキビの予防・改善も期待できるそうです。

「さらに、浸透が早くなるのもアルカリ濃度が高いからこその特徴です。スキンケアのべースとして『hikuireru』を取り入れていただければ、いわゆる『ブースター効果』が働き、普段お使いの化粧品に含まれている美容成分がより浸透していきます」(辻さん)

「hikuireru」という名称は、皮脂やウイルス・菌などを取り除く「引く(ヒク)」と、美容成分を浸透させる「入れる(イレル)」の二律背反を実現していることに由来しています。

「珍しい名前かもしれませんが、覚えていただきやすいのではないかと考えて名付けました」(辻さん)

性質も名前もユニークな「hikuireru」は、取り扱いのある美容健康サロンにて購入できます。

カッコ良くてモテそう。不純な動機で志すも、美容の世界にのめり込む

「hikuireru」の発売と同時に独立開業した辻さんが、美容業界を志したのは21歳のときでした。

「高校卒業後は料理人になりたくて神戸の中華料理店で働いていたのですが、厨房に入れる目途が全く立たず、半年ほどで辞めてしまいました」(辻さん)

実家に戻り、数年は家業を手伝っていましたが、突然、美容代理店に勤務することを決意します。

「商売をしている両親から『お前は企業勤めに向いていない』とずっといわれていたのですが、次第に反発するようになっていきました。『じゃあ、サラリーマンになってやろう』と。美容業界を選んだのは『カッコ良くてモテそうだな』と思ったからです(笑)」(辻さん)

「不純な動機だった」と笑いますが、再び神戸に移って営業職として働いた美容代理店での毎日は充実したものでした。

「当時の僕は人見知りだったのですが、仕事となると初対面の人とでも話せる自分に驚きました。お客さまや先輩たちから教えていただくことはすべて新鮮で、美容の世界にどんどんのめり込んでいきました」(辻さん)

6年間勤務した辻さんは、美容商材メーカーに転職。自社商品を薦めるメーカー社員たちの生き生きとした姿に憧れたことがきっかけだったそうです。

「さまざまな会社の商材を取り扱っていた美容代理店時代とは違い、美容商材メーカーでは自社商品に愛着が湧きました。転職した2年後に結婚し、僕自身の仕事に対する向き合い方が変わったのも大きかったですが、大切な自社商品をアピールしようとますます気合いが入りましたね」(辻さん)

結果、美容商材メーカーでは14年にわたり活躍。この功績が評価され、 会社の上司から美容代理店を立ち上げる誘いを受けると、辻さんは創業メンバーとして名を連ねました。その後、大きなターニングポイントを迎えたのです。

美容業界は嘘が多い。抱いた疑惑に端を発した「hikuireru」誕生秘話

「ただ生きているのではないか」。40歳が過ぎ、辻さんは焦燥感に駆られたといいます。

「創業メンバーとして新しい会社で働き始めましたが、本当に自分のやりたいことなのかどうか疑問視し、『このままじゃいけない!』と強く思うようになりました」(辻さん)

辻さんは自分自身を変えるため、一心不乱に勉強に取り組むようになります。予定のない休みの日は近所のカフェに行って、朝から夕方まで数時間。業界研究から経営全般にまで至り、あらゆる領域で知見を深めていきました。

「特に力を入れたのが、美容成分です。これまで取り扱ってきた商材や身近にある商品の成分について、徹底的に調べていきました」(辻さん)

ときには自分の身体を実験台にしていたため、今も左腕には日焼け止めの実験跡がくっきりと残っているのを見せてくれました。そんな中、重大な疑惑が生まれたと振り返ります。

「『美容業界は嘘が多い』と感じるようになりました。ひとつ例を挙げると、アスコルビン酸na(ビタミンC)は確かに身体に良いですが、人体の構造上、皮膚に塗っても浸透していきません。勉強すればするほど、そういった事例を数多く目の当たりにしました」(辻さん)

気づけば、休みの日の半分以上を勉強に費やす日々。美容成分や人体に関する知識は、どんどん蓄積していきました。

「自分が詳しくなっていくうちに『どうして、この作り方をしたんだろう?』『こういうふうに作れば良いのに』と、不可解なことがたくさん出てきました」(辻さん)

辻さんがオリジナルの化粧品作りを目指すようになったのは、自然の流れだったのかもしれません。そして、65以上のエビデンスを持つ特殊な水と運命的な出会いを果たします。

「あの水は、偶然webで発見しました。深掘りしてリサーチしていくと『これは化粧水に使える!』と確信めいた気持ちになったのですが、そうなると性格的に居ても立っても居られなくなって……(笑)製造している企業を突き止め、すぐにコンタクトを取りました」(辻さん)

初訪問時の先方の対応はにべもないものでしたが、何度も足を運ぶ熱意が伝わったのか、辻さんは1年かけて買い付けに成功しました。それから数か月という短い期間で、化粧水「hikuireru」は誕生したのです。

「『hikuireru』を販売するために独立開業したのは、何事においても自分の信念に従って行動しようと決めたからです。雇われた身では、どうしても誰かの意向に左右されてしまいますから」(辻さん)

「嘘をつかない」「誠実でいる」というのは「美容業界は嘘が多い」と指摘する辻さんらしいモットーといえます。

“マイナス20歳”を叶えられたら、社会は今よりもっと明るくなる

そんな辻さんの夢は、誰もが“マイナス20歳”を叶えられる社会を作ること。

「“マイナス20歳”を叶えられたらワクワクしませんか?いつまでも見た目も中身も若々しくいられたら、今まで以上に年齢を気にせず、いろんなことにチャレンジできるようになるはず。そうなれば、社会はもっと明るくなると思うのです」(辻さん)

今も続けている猛勉強の甲斐あって、すでにノウハウはあると力を込めます。

「ただ、僕一人の力では成し遂げられません。協力していただける仲間を得て、5年以内に目標を達成したいですね。化粧水『hikuireru』は、そのためにも欠かせないアイテムですので、まずは広めていきたいです」(辻さん)

ちなみに、社名の「nagu」は漢字で書くと「和ぐ」。「『辻さんと話すと和む』とよくいわれるので……」と照れながら明かす表情には、穏やかな人柄が表れています。

「ひとときだけでも和んでほしい」。化粧水「hikuireru」には、辻さんの真っすぐな想いが詰まっています。

※記事で紹介した効果・効能については個人差があります。

・株式会社nagu
所在地:大阪府枚方市東香里南町46番10号
事業内容:美容商材、健康食品、日用雑貨、美容機器の製造、卸売、企画、OEM、販売および輸出入、各種コンサルティング業務、広告代理店業務、美容サロンおよび健康サロン向け技術の開発、提供
取り扱い商品:化粧水「hikuireru」3,960円(税込)200ml

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