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【目次de紹介】「マネーの代理人たち ウォール街から見た日本株」小出・フィッシャー・美奈(ディスカヴァー・トゥエンティワン)

これは「マネーの代理人たち ウォール街から見た日本株」小出・フィッシャー・美奈(ディスカヴァー・トゥエンティワン)に関する情報です。

<3行紹介>
・2018年1月30日 第1刷発行
・筆者は元フジテレビキャスターにして、ペンシルバニア大学ウォートンMBA、米国の資産運用会社で働いた経歴の持ち主
・各種データと現場感覚を客観的に分析しており、読みやすい文章でありながら非常に中身の濃い、読み応えのある著作です

<目次&小見出し>
はじめに

プロローグ

第1章 それでも投資は面白いーマネーの動きを追えば、世界が見えてくる
 情報産業としての投資という仕事
 マネーは未来を追いかける
 マネーを追うと世の中が分かる
 世界とつながる日本
 リーマンショックから見えたこと
 投資を通して見えてくる組織と人の関係

第2章 セル・サイドーアナリストたちの市場影響力が決定するもの
 「セル・サイド」と「バイ・サイド」
 緻密なプロの企業調査とは
 投資テーマを求めて
 株価とは何か
 投資は「アート」。サイエンスではない
 顧客の評価で決まるアナリスト査定
 リサーチとバンキング
 ITバブルと「買い推奨」レポート
 そして、ブル(雄牛)がいなくなった

第3章 「マネーの代理人」としての投資運用業ー顧客のマネーを最大化するプロフェッショナルたち
 フィデューシャリー・デューティー(受託者責任)と顧客のためのマネーの創造
 「巨人」投資家、アセット・オーナー
 もしあなたが100兆円の投資を任されたら?
 「マネーの代理人」へのマネーの流れ
 他人のマネーでマネーを創造する事業
 投資運用会社のビジネスモデル
 「マネーの代理人」のモラル

第4章 「アルファ」を求めてーファンドマネージャーの仕事とは
 恐怖と強欲(fear and greed)
 「アルファ」と「ベータ」
 「マーケットに勝つ」使命
 市場に勝てないアクティブファンド
 市場との格闘
 情報との格闘
 時間との格闘

第5章 投資業界の「ヤッピー」たちーアメリカン・ドリームを夢見るエリートたちのラットレース
 「ウォール街」の群像
 投資マネーを動かすヤッピーたち
 競争心の強いヤッピーたち
 居丈高な金融ヤッピーたち
 投資業界は男性社会
 金融業界という「アメリカン・ドリーム」
 「ラットレース」ネズミの競争

第6章 グローバルファンドはなぜ日本株を買うのか?ー外資脅威論の実体
 外国人投資家のプレゼンス
 日本への「直接投資」はソマリア並み
 グローバル・インデックスの日本株比率は1割以下
 リスクヘッジにならない日本株
 日本株「負け続け」の6年間
 「成長なき日本」という評価
 それでも日本株、という理由

第7章 ウォール街から見る日本の「国際競争力」-評価を左右する企業の「コミュニケーション能力」
 東日本大震災と日本株
 「国際競争力」とは何だろう
 1ドル70円でも「妥当」な為替相場?
 エルピーダの倒産
 震災で浮き彫りになった日本企業の強さ
 日本に多い「ニッチ・ドミナント」
 日本企業のコミュニケーション能力
 コミュニケーション能力の高い薬品業界
 新薬をめぐる米国のインサイダー事件

第8章 グローバル市場の中の「アベノミクス」-「官製相場」の行方をどう見るか
 日本株買いのタイミングを待っていたグローバルファンド
 「比較」で買われた日本株
 日本株を「持たざるリスク」
 「資本効率」というグローバル投資家の「勘どころ」
 キャッシュを貯める日本企業
 国がかりのROE向上推進策
 「物言う株主」の奨励策
 株主還元期待とROE向上の苦肉の策
 蘇る「村上ファンド」と日本株アノマリー
 「成長戦略」への過大な期待
 次の下落局面への備えはあるか?

第9章 誰がマネーの流れを変えるのか?-始まりつつあるサステイナビリティへの動き
 「ウォール街を占拠せよ」
 ピケティが世界で読まれる理由
 リセットのないマネーの集約ゲーム
 マネーの偏りに加担する投資業界
 「マネーの代理人」の社会責任
 マネーの言葉を変えろ
 動き出したESG
 GPIFのESGへの取り組み
 企業は誰のものか
 ESG導入の課題
 「インセンティブ」の課題
 マネーの流れとサステイナビリティ

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