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売り手も買い手もWinWin!? フードロス対策自販機


賞味期限、消費期限切れで誰にも食べられず、廃棄に至ってしまう問題であるフードロス。
ワンガリ・マータイさんの「MOTTAINAI」が最も当てはまるであろう1つの環境問題であり、SDGs(持続可能な開発目標)の「12.つくる責任、つかう責任」の項目に該当する。9年後の2030年に達成を目標としているSDGs。その達成に近づく第一歩として、フードロス対策自動販売機が富山市役所に設置された。


自販機版ワゴンセール?

スーパーで、期限切れが近づいている物を集めたワゴンが置かれている様子を見たことはないだろうか。僕の地元の無印良品では、「おいしさの期限が迫っています。」との表記でそれらが売られている。期限が近づくにつれ価格も下がる。今回設置された自販機についても、期限が2ヶ月を切っている商品達が、自販機としては破格の半額程度で売られているのだ。これは売り手としても、廃棄せずに売り切ることができ、買い手としても、購入したその日のうちに飲むことがほとんどであるため、なんの支障もなく安くで購入できて「WinWin」な関係と言える。

設置場所が大事

北陸コカ・コーラボトリングは、富山市役所以外の設置にも意欲を示している。しかしながら、フードロス対策自販機とはいっても、その自販機の利用頻度が低ければ結局売れ残りが発生してしまう。そのため、僕的には駅構内や学校内などの自販機需要の高い場所に積極的に設置していくべきではないかと感じた。僕の学校でもコカ・コーラ自販機が1台ある。是非このフードロス対策自販機の導入を学校に提案しようと思う。

イギリスではフードバンク自販機も!?

まず、フードバンクとは、品質に問題がないにもかかわらず市場で流通出来なくなった食品を、企業から寄附を受け生活困窮者などに配給する活動だ。この自販機は、配給の中心としている商店などからの余剰在庫を効率よく売り切るために開発された。これもフードバンク側としても、消費者側にしても「WinWin」な活動であり、フードロス対策として、自販機の需要が高まっているということも感じられた。

自販機でフードロス対策。
人件費削減、出費削減、廃棄削減。
これから推進していくことを願います☺️

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