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教員に向いている人って...?

お読みいただき、ありがとうございます。
小学校教員5年目になる、27歳です。
R6.3に退職することを決めました。
現在は、療養休暇中です。
退職に至るまでの経緯や感じていることを思いのままに書いています。
前回からの続きの内容となりますので、良ければこちらもお読み下さい。





父との話

校長先生からのメールを受けて、改めて父に「仕事を辞めたい」という旨を伝えました。
私自身、次に何かやりたいことがあるわけではないので、退職やその後のことについては父としっかり話をする必要があると、ずっと感じていました。

私から父に伝えたのは、以下の3つです。

  1. 病む前から、教員を辞めたいと思っていたこと

  2. 私が辞めても、困るのは私自身だということ(結婚もしてないし…)

  3. 教員を辞めたいと思ったきっかけ(↓)


私の話に対して、父はてっきり「次のことはゆっくり考えよう」的なことを言ってくれるものだと思っていたのですが、父が私に言ったのは、

「おまえは教員に向いていると思うから、続けた方が良い。」

という言葉でした。

あまりにも想像していなかった言葉がきたので呆然としてしまい、おそらく父は私がなぜ教員に向いていると思うのかをその後話してくれたと思うのですが、正直何も覚えていません(笑)。

「教員に向いている人」って、どんな人なのでしょうか…?

こんなに辞めたいと思っている私は、本当に教員に向いているのでしょうか…?

2時間ほど話して、結局は父が折れてくれたので退職の方向で手続きを進めることになりましたが、ちょっと自分の気持ちも訳が分からなくなってしまいました…。


どうして続けさせたいのだろう…。

父と話をした翌日から、「どうして父は教員を続けさせたいのだろう…」と、色々な角度から考えました。
もちろん、「私が教員に向いているから」という理由は直接聞いたわけですが、それが本当の理由ではない気がして…。

(ちなみに父も教員で、現在は管理職の立場です。)

若干ふざけも入っています(笑)が、私なりに考えたのは以下の通りです。

① 父(=教師)の子どもである私が教師を辞めると、父の査定や今後に響いたり、給料が下がったりする。
② 本当に人が足りない。
③「適応障害」は、辞める理由にならない。
④ 私が教員をしていることは、父の理想とする子ども像である。
⑤ 私が教員以外で働いていくことは無理だと思っている。

上の話を父にすることはもちろんできなかったので、母(元教員で現在は支援員)にぼそっと伝えてみたのですが、
 ①「あんたが辞めても父の給料は変わんないよ。」
 ②「毎年何百人って採用されてるんだから、人はいるよ。」
 ③「父は適応障害になったことないから、わかんないのかもね。」
 ④「それは知らん。」
 ⑤「うちはみんな教員だから、アドバイスはできないよね。」
と笑いながら話していました。

あれこれ考えてみた結果、いずれにせよ私の父は、
「私(父からすると息子)がどうあるべきか」
というより、
「自分(父)の中にある私(息子)がどうあるべきか」
という考えであるような気がしました。

極論ですが、父にとっては私の思いや体調はどうでもよくて、
「自分(父)の子ども(息子)が教員をしている」
という事実が大切なのではないかなぁと思うわけです。

きっと父は、私が父に説得されて教員に復帰して、また病んで、引きこもりになって、終いには命を… なんてことがあっても、
「よく頑張った」
というような気さえします。
なんかヒス構文みたいですね…(笑)

父は、本当に私のためを思ってくれているのでしょうか。
私自身も、ちょっと悲しい気持ちになりました。


「なんか、取り調べみたいだね。」

中学校の同級生が、私と同様、仕事があわずに休みをとっているので、ときどき2人で出かけていました。

出かけた際、父と私で話したことを簡単に伝えました。
すると友達は、

「なんかさぁ、警察に取り調べされてるみたいだね(笑)」

と言いました。
確かに端から見れば、そういう感じに見えなくもないのでしょうか…(笑)

私と父との会話を、仮に取り調べとすると、こんな感じでしょうか。


父:警察官
 → 教員退職の容疑で息子を現行犯逮捕
 → アリバイ(退職理由)が弱いため、教員続投させたい
私:容疑者
 → 教員退職の容疑
 → 警察官にどれだけ言っても、アリバイに納得してもらえない


これもまぁかなりふざけていますが、要するに、警察官である父の中には、元々私の完成図(ゴール)ができあがっているので、私の思いや体調はあんまり関係ないんだろうなぁということを、再確認した気がします(笑)。



次回は、セカンドオピニオンを受けた心療内科での出来事を書かせていただく予定です。

お読みいただき、ありがとうございます。



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