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校長先生からのメール

お読みいただき、ありがとうございます。
小学校教員5年目になる、27歳です。
R6.3に退職することを決めました。
退職に至るまでの経緯や感じていることを思いのままに書いています。
前回からの続きの内容となりますので、良ければこちらもお読み下さい。






校長先生からのメール

療休を取り始めて2ヶ月ほどが経った頃、校長先生からメールがきました。
学校や私が担任していたクラスの現状が書かれた後に、「4月以降のことについて直接話がしたい。」という旨が書かれていました。
気を遣って下さり、私の実家がある場所まで来て下さるということだったのですが、校長先生のメールの送信時刻が深夜1時過ぎだったのがどうしても気になってしまい、私が勤め先の小学校近くまで伺うことにしました…。

実際にあって校長先生からされた話は、以下の内容でした。

①「療養休暇」「休職」等、給料をもらいながら休むことは教員の権利であるため、次にやることが決まっていないのであれば「退職」でなくてもよいのではないか。
体育専科として、市内の小学校をいくつかまわって体育の授業をする枠も紹介できる。
③ 4月以降の内容にかかわらず、別の心療内科でセカンドオピニオンを受けてほしい。


①「退職」でなくてもよいのではないか。

これは家族からも勧められていることでした。
療休中にお金をいただくことがダメだという感覚は全くないのですが、私の場合はちょっと気が引けてしまいます。
というのも、私は「教員を続けるためのお休み期間」ではなく、「療休が終わったら退職」というパターンだからです。
教員を続けるかどうかを悩んでいるのであれば、お給料をいただきながら休み続ける方法もありだと思うのですが、私の場合は教員以外の道を模索している最中なので、その期間に教員としてのお金をもらうことは、どうしても考えられませんでした。
こうしている間も、学校では自分の仕事をしながら私の穴を埋めて下さっている先生方がいることを考えても…。
今の私にとって、この選択肢は100%ないものだと思っています。

② 体育専科

市内の小学校を何校かまわって、体育の授業だけをする「体育専科」としての枠(役職)を紹介していただきました。
数年前にこの枠の存在を知ってから、少し興味があるものでしたが、私が教職を離れようとしている理由と照らし合わせると、これも現実的に考えることはできませんでした。
「体育の授業は楽しいが、学級経営が難しい…」
という悩みがあれば、この枠も面白いような気がするのですが、子ども達との関わり方や、教員そのものの仕事について難しさや自分の特徴と一致しないことが教職を離れる根本的な理由なので、これもお断りさせていただきました。


③ セカンドオミニオンを受ける。

スクールカウンセラーから紹介していただいた心療内科に、診断後も定期的に通い、その都度校長先生にメールで経過報告をしていました。
個人的には、初めての心療内科なので「こんなものなんかなぁ」と何となく感じていて、体調も良くなっていったので、とくに病院に対しての不信感もあまりありませんでした。
しかし、カウンセラーの資格をお持ちの校長先生からすると、私からくるメールでの経過報告には、どうも納得されていない様子でした。
「対処療法に過ぎず、今後に向けての話題が一切無い」
「私の紹介する心療内科でセカンドオピニオンを受けてほしい」
といわれました。
私の実家からはかなり遠い(車で片道2時間…笑)心療内科でしたが、せっかくのお話でしたので、後日受診してみることになりました。
(受診時の内容については、また別の記事として投稿させていただきます。)

メール



父曰く…。

校長先生との面談を終え、実家でも父と今後のことについて話をしました。
父は私が病み始めた頃、毎日夜になると電話をかけてくれたり、土日には片道2時間かけて会いに来てくれました。
本当に感謝しかありません。
そんな父との話だったので、今後のことについて前向きに話せると思っていたのですが…。
父曰く、

「おまえは、教員に向いていると思う。」

というのです。
そして、私が退職することに反対してきました。

続けるのも地獄でしたが、辞めるのも地獄…(笑)


次回、父と話した内容を書かせていただく予定です。

教員のイラスト


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