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プレミアムプリンと心の距離


あるプリンの話

現在はプリン目当てで行く人も多いというカフェは、一昔前はカフェでもなければプリンは"一応作っていた"程度のメニューだったそう。そんなただの、普通のプリンに、お客の1人が生クリームをつけてほしいなんてリクエストがあったり、それからなんでか人気になってきて。あるときを境に、プリン目当てのお客さまばかりになっていた。いつのまにかおいしいコーヒーとプリンが味わえるカフェになっていた。人気が出るまでは「普通のプリン」としてメニューに表記していたが、今では「プレミアムプリン」となっている。作っているものは変わらず至って普通。でもそんな普通のプリンを目掛けて、多くのお客さまがそのカフェにきてくれること、それがプレミアムだから。そんなプリンのお話。

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新潟でカレーとごまどうふの店を営む夫婦が、日々の気づきや、表じゃ書けない裏話などの「赤裸々エッセイ」を綴ります。

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