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ウニの殻剥き中に見つけたやさしさ
自給自足的な暮らし方を学ぶために訪れた北海道。
そこから早6カ月経ち、現在はひたすらウニの殻を剥く日々。
AM5:00
もう少し寝たい、後5分…
そんな小さな抵抗をしながら起床。
まだ星が輝く空を見ながら職場に向かう。
AM5:30
ウニの殻剥き開始
みんな手際の良いこと!!
中には目に見えない程のスピードで殻を剥くベテランさんも。
圧倒されながらもひたすらウニの殻を剥き続ける。
AM8:00、PM12:00…
僅かな休憩でお腹を満たし、再び作業に入る。
PM4:30
休憩時間を除いて約10時間の労働が終了。
太陽の陽を浴びることなく、夕日が落ちきった空を見ながら家へ帰る。
こう文章にすると
「なんて過酷なんだ…」「こんな職場で働けない!」
と思われがちだけど、こんなハードな日常を私は結構幸せに過ごせてる。
それは、毎日あるものにふれてるから。
殻剥きを手伝い合う行動
「ありがとう」という言葉
お礼に何かしようという気持ち
ーーーーーーーつまり、人の優しさだ。
優しさにふれると心が満たされ、その優しさを他の人へあげたくなる。
それがどんどん広がり、その空間が優しさで飽和していく。
優しさには膨大な力があるなぁと殻剥きをしながら実感してる。
でも、一番大事なのは優しさを優しさと受け取れる心。
優しさを受け取れる心がないと、それはただのおせっかいになる。
だから、優しさは当たり前にあるものじゃなくて、自分で見つけ出すもの。自分で感じるものなんだ。
ウニの殻剥きをしながらこんなことを考えてた。
ウニの殻剥き中って無心になれるから
今では物思いにふけれる貴重な時間になってる(笑)
ということで、
明日も無心でウニの殻を剥き続けるぞー!
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