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カルピスをホットで。これからのお供

ホットカルピスを飲んだ。


カルピス。

カラッと晴れた、太陽のまぶしい夏の日に
氷を入れた透明のグラスに注ぎ入れ、
ぐぐっと飲み干す。

普段も手軽に飲むことが出来るけれど、あの瞬間はなんだか特別な飲み物のように思えるのは、なぜだろう。贅沢に感じながら、その豪快さが許されるような、不思議な感覚。

グラスの外側についた水滴がきらりと光り、
カランと氷が快活な音を立てる。

それがカルピス。


私の中で、そんな爽やかな印象のある飲み物。
なんだかあの夏が恋しくなる。

寒さ堪える今の季節。
はじめてホットカルピスを飲んだ。

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恐る恐る口に含むと、飲みなれた冷えたカルピスの爽やかさに代わって、まろやかさが顔を出していた。

ゆっくりと喉を伝い、心地よく胸を暖める。
甘みも増しているような気がして、
少しずつ少しずつ飲むのがおいしい。

新しい発見に、眠気でぼやけていた頭が、すっきりと働くようになった気がする。

いらだつような暑い夏には夏のカルピス。
虚しさをも覚える寒い冬には冬のカルピス。

いつの季節も楽しめるなんて、すごいカルピス。


おいしい飲み方は、好みの濃さで飲むこと。
濃いかな、薄いかな。それも楽しいカルピス。
濃ゆいのも、いいよね。


今年の冬のお供にしようかな。

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こちらは、没カット。

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