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アンコールワット再来訪 その5
午後からは、アンコールトムその他色々を夕暮れまで観光の予定をしている。
しかしながら、30℃近い気候で外を歩き回っていた全員のライフは0だ。車の中は涼しいけど、やばい、これはやばいぞ。
と、思っていたがさすが考えられたもので、午後の1番暑い時間(12:00-14:30)は昼食であったりお土産物屋だったり屋内プランになっている。涼しい屋内の恩恵に預かりながら、文明の勝利をかみしめた。
15:00ごろになると少し涼しくなって(それでも暑い)、屋外の観光を再開し、アンコールトム、タプロム、プレループ遺跡と巡った。
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午後になると、もはや記憶が途切れ途切れであまり書けない。
覚えていることは、クメール人(カンボジア人の先祖)はシェム人(タイ人の先祖)がクソ嫌いなんだなということと、陸続きの国境で真ん中の国はどこも両側から攻め込まれるということだ。
シェムリアップ、という都市名も「シェム=タイ人」「リ=追い出す、出て行け」とかいうクメール語のようで、先人の本気度が違う。
タイは微笑みの国とも称されるが、これはどういうことだ。
しかし京都人だっていつも微笑みながら洛外の人間にぶぶ漬けを提供するのだから、よく考えてみればタイだって微笑んでるからってぶぶ漬けを振る舞わないなんて一言も言っていないのだ。
プレループ遺跡に登って夕陽を眺めたあと、伝統舞踊の観られるところで夕食を頂いた。
そこは見るからに「観光客収納スペース」で、どれだけ人が入っても席が埋まらなかった。
そこで現地人の男女の伝統舞踊(途中ストーリー仕立て)を観ながら下世話なことを考えていた(詳細は省略)。
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ホテルに戻ると21:00を回っていた。
両親は疲れてベッドに突っ伏していたが、私はもう少しだけ動き回る余力があったので、ホテルから徒歩1分のオールドマーケットとその周辺を歩くことにした(なぜか深夜徘徊の許可が得られたのだ)。
洋服、お土産、仏像、食品、カフェなど数多の怪しい店舗がひしめくシェムリアップの魔都、それがオールドマーケットだ。
客引きのお姉さん(買わないと分かると舌打ちする)、ロリ系AVの音声を憚ることなく大音量で流すジジイ、いつのものか分からぬ埃の被ったトムヤンクンのお土産、生ゴミのような臭いのする干し肉、突然現れる謎の水溜り。
今にも降りかかってきそうなお土産の山を掻き分けていくと、オールドマーケット出口でトゥクトゥクドライバーのおっさんに「乗るか?」と声を掛けられる。
オールドマーケットのほかにも、ナイトマーケットはいつくかあるが、ここ以上に遠くに行く体力は無い気がした。
適当に深夜徘徊をしてホテルに戻ると、22:00になっていた。
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