見出し画像

めげそうになったら、書こう

ぼくは「メモ書き」の技術を、次の3人のために手渡したくて、8年前から講座をコツコツ始めました。

・仕事で成果が出なくて悩んでいる人
・がんばっているけど空回りしている不器用な人
・うまく自分の思いを伝えられない人

なぜなら、思考を整理すれば多くの悩みは解決できるからです。

問題解決とよく言いますが、実は「問題の整理」でつまずいていることが多いのではないでしょうか。

でも、思考整理のやり方は、どんな学校でも習いません。

社会に出たところで、上司も教えてくれません。

つまり、ほとんどの人は思考の整理が苦手です。

足りないのは能力ではなく、思考整理の訓練なのです。

社会で生きていく上で大切なことなのに、誰も教える人がいない。

なら、ぼくがやろうと思ったのです。

でも、ぼく自身もずっと「思考整理」なんて知らずして、20代は気合と根性中心の苦しい社会人生活を送ってきました。

上記に挙げた3人とは、まさに若い頃のぼくの姿です。

「まだまだ、もっともっと攻めろ!」

やってもやっても比較され、成長拡大という名の大義名分のもとで走らされる。

バブル崩壊以降、あらゆる経済指標が右肩下がりなのに、唯一上げていた自死の数。

悲しいけど、なんかわかる気がしました。

だから日本は停滞しているんじゃないか。

ビジネスにおいて攻める筋力ばかりを重視し、守りの筋力を養わない社会。
何となくそのアンバランスさに気づいたのがようやく30を越えてからでした。

ある一人の師匠との出会いで、ぼくは思考整理の技術を磨くことができました。
(このくだりはまたいつか)





そもそもどんな大人であっても(子どもであっても)、傷つかない人生なんてありません。 

受験に成功することもあれば、失敗することもある。
部活の大会に出られることもあれば、ケガで挫折することもある。
好きな人と付き合えることもあれば、失恋することだってある。

希望していた会社に就職できず挫折感を味わうこともある。
仕事でなかなか成果が出せずに職場で孤独を味わうこともある。
上司や先輩との関係で悩む日々もある。

世の中、思い通りにいかない現象はたくさんあります。

苦しみ、悲しさ、腹立ち、理不尽な体験・・・

これらは現実の中に、ごく自然に存在しているのです。


でも、そこでめげないことが大事じゃないですか。


傷つくことを前提にしながらも、傷につまずかず、めげないで生きていくこと。

大切なことは、
傷を避けようとするのではなく、傷ついたときに乗り越える方法を持っていること。

そして、笑顔でたくましく淡々と生きていくこと。

そう思っているのです。




ぼくの場合、その具体的な方法論こそが、「メモ書き」を通じた思考整理術なのです。

・思い通りにいかなくても落ち込まないこと。
・じぶんをダメだと思わないこと。
・事実の解釈を都合よく変えていけること。


メモ書きとは、単なる備忘録ではありません。
自分や大切な誰かを守る技であり、

たとえ傷ついたときでも再び明日へ向かう勇気を作り出す方法です。

ぼくもいい歳して、色々うまくいかずにつまずいて、落ち込んだりを繰り返しています。

にもかかわらず、メモ書きをすることで大抵の場合、翌朝には「ま、いいや」と開き直っているオジサンがいます。

今いろんな大学や企業での教育に関わる教育者の端くれとして、

そして3人の子育てをする親として、

「めげないこと」は教育者としてもっとも大切なメッセージなんじゃないか、そう思いながら過ごす日々なのです。


言いたいことはたった1つです。


めげそうになったら、書こう。
それだけでいい。


たとえば、むずかしいこと考えずに、好きな言葉をデカ文字でのびのびと書いてみてください。

たったそれだけで気持ちが変化しますよ^ ^

画像3




ありがとうございます。とってもうれしいです。