プロジェクトマネジメントの原理原則
おはようございます。
そして、ご無沙汰しております。
私事ですが、昨年第一子が生まれ、子育てに翻弄されて全く記事の更新ができておりませんでした。。(子供が可愛すぎて自己啓発どころじゃなかった)
子供との生活にも慣れ、なんとか早朝に1時間ほどだけ自分の時間を取れるようになったので、また投稿を再開していこうと思いますので、よろしくお願いします!
中堅エンジニアに求められること
これまた私事になりますが、社会人歴も5年目が終わりそうな頃を迎え、社内でも部下を持ったりと、中堅と言える立場になってきました。
今までは若手社員として、自分に与えられた仕事を、期待以上のQCDで完了させることに全力を尽くし、上司の評価を得るといったことを考えながら仕事をしてきました。
それが最近では、部下やベンダーのマネジメント、チーム内での業務改善などがタスクとして追加され、今までとは違う種類の仕事の進め方が求められるようになっていることを感じています。
所謂、PM(プロジェクトマネージャー)やPMO(プロジェクトマネージメントオフィサー)のような立場の人が求められるスキルが求められているなと。
ということで、プロジェクトマネジメントといったらPMBOKですよね!
さっそくPMBOKをベースにしたプロジェクトマネジメントについて勉強したのでこの場でアウトプットしていこうと思います!
読んだ本はこれです!
プロジェクトマネジメントとは
そもそも、プロジェクトマネジメントの定義ってご存知ですか?
私はなんとなく、プロジェクトで求められている成果物を一定以上のQCDで作り出せるように、プロジェクトメンバーを取りまとめて全体を管理すること。くらいのイメージを持っていました。
これについて、PMBOKでは以下のように定義されています。
まぁ大体正解ですかね。笑
プロジェクトマネジメントの原理原則
PMBOKでは、プロジェクトマネジメントを取り組むにあたり、心に留めておくべき事項を、プロジェクトマネジメントの原理原則として12個定めています。
以下、全て引用になりますが、重要なので記載します。
1.価値
成果物がステークホルダーに提供する利便性や満足度などの価値、その結果としてステークホルダーがスポンサーにもたらす売上やブランド力向上などの事業価値を重視すること。
2.品質
要求事項や使用適合性を満たさない成果物にならないよう、またプロセスの過不足がないよう、成果物と品質を組み込むこと。
3.ステークホルダー
ステークホルダーがプロジェクトにさまざまな影響を与えることや各ステークホルダーの特徴を理解した上で、効果的に関われるよう、人間関係のスキルを活用し、適切な働きかけを行うこと。
4.変革
ステークホルダーが変革を受け入れられるよう、動機づけや相手に合わせた対応を行うこと。
5.チーム
プロジェクト・チーム・メンバーがチームとして行動し成果を出せるよう、チームの合意形成のルールや組織構造の見直し、作業の洗い出しや手順に明確化など、プロジェクト・チームの作業環境を構築すること。
6.リーダーシップ
プロジェクト・チーム・メンバーは、各自がリーダーシップを示すこと。
7.複雑さ
人の行動、技術革新などの複雑さに対処すること。
8.リスク
好機を最大限に活かし、脅威を極力受けないよう、リスクを特定し、分析し、対応すること。
9.システム思考
システム思考とは、互いに影響を及ぼし合う要素をシステムとして捉えて問題改善などに取り組み思考法である。プロジェクトでは問題や制約条件などを単純に考えるのではなく、全体への影響を考慮して取り組むこと。
10.テーラーリング
プロジェクト固有の状況を踏まえて、作業手順の調整やステークホルダーへの働きかけの選定などに取り組むこと。
11.スチュワードシップ
誠実さ、面倒見の良さ、信頼されること、コンプライアンスを遵守すること。
12.適応力と回復力
計画変更などに前向きかつ柔軟に取り組める適応力と、失敗やステークホルダーからの叱責を引きずらない回復力を持つこと。
書籍の中では、さらにこれらの原理原則1つずつ、詳細に解説してくれていました。
全体を通して見て思ったことは、成果物よりも、プロジェクトメンバーや顧客などのステークホルダーとの人間関係に関する原理原則が多かったなと。
確かに、素人なりにマネジメント業務をやってきて、機械的に計画や進捗を管理することよりも、関わる人とうまく人間関係を築いて、人とのコミュニケーションの中でプロジェクトの障害につながるようなことをどれだけ取り除けるかというのが重要かつとても難しいことだと感じていました。
まとめ
まずは超基本として、プロジェクトマネジメントとはそもそもどう定義されているのか、原理原則としてどのようなことが求められているのかをまとめてみました。
プロジェクトを進める上で、チームとして最大限の成果を出すために、PMとしての最大の課題は、「どれだけ良好な人間関係を築いて、どれだけ円滑で効率的なコミュニケーションに導けるか」だと私は感じています。
次回以降で、上記の原理原則を持った上で、PMが具体的にどのような行動をすればよいのかをまとめていきます。
それでは!
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