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詩「知らん顔」

自販機を前にすると
大抵のにんげんは
似たような動きで、
似たように去っていく。

お手本のように
潔い
その一連。

本人すら気にも留めない
知らん顔 が
こんなに無防備に ある

そうして私は 
落としもの を連想し、
拾う人がいないことに気づくのだった

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