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七つの会議 #3

早くも今週3作品目。
目標を大きく上回って、映画を鑑賞出来ていること、嬉しく思う。
見ることを目的化しないようにしていきたいが、コンテンツが良いので、その心配はなさそうだ。

この作品は福澤克雄作品で、半沢直樹シリーズのキャストで構成されている。
先月、VIVANTを卒論の執筆中に面白すぎて2日間で見終わるという暴挙に出たのだが、それ以降もう一度この感じを味わいたくて、鑑賞した。

物語が進むにつれて、事件の全容が明らかになっていくことや、主人公の謎が明かされていくことなど、まさに福澤作品。このドキドキ感がたまらない。

ただ、これを2時間でやってしまうのは勿体ないとも感じた。映画ではなく、ドラマならもっとどんでん返し要素を多く詰めることが出来たのかもしれないなと思った。

特に、香川照之の演技力や、最終的に垣間見える正義などは見応えあるものだった。

また、エンディング前に野村萬斎演じる八角が語っていたことは、今日の日本企業の体質を如実に表しているのかもしれない。

誰かが強い正義感をもって、喧嘩し、この体質をミクロ単位で変えていく必要が、この同調圧力の強い日本社会にて、あるのかもしれない。

私は春から新社会人として、働き始めるが、その場限りの正義感ではなく、絶対的な正義感だけは持ち続けたいと考えている。
だからこそ、不器用ながらもその正義感を貫いた八角がカッコよく映ったのだろう。

実に鑑賞後のスカッとした思いを届けてくれる、素敵な作品であった。

評価は、ドラマではなく、映画だった残念さも含めて3.8にしたい。

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