WOWOW録画を見た「ザ・ストリート・スライダース」

このnoteでも実際に武道館に参加された方からのレポートがあり、羨ましくもあり、感謝でもあり拝読いたしました。
59歳の私にとっても、青春の1ページ・・・という時代感覚ですが、個人的には洋楽ハードロックに傾倒していた時期なので、実はあまり聞きこんではいないバンド。でもハリー&蘭丸の存在感は当時の音楽雑誌の写真からも
オーラが出まくっていて、ロックではなくて「ロックンロール」を醸し出す
バンドであったことは間違いないと記憶していました。

WOWOWさんでのライブ生中継を録画しました。このGW中に、独りで(家族が外出中に)拝見しました。
曲の説明や、武道館にいた人しかわからない「ライブ感」を語ることは出来ません。なによりスポーツ新聞各紙の「薄っぺらい」記事に辟易していたので「そんなはずはない」思いもあって、録画を見ました。

スポーツ新聞の記事の酷さは、音楽ネタに限ったことではないのでスルーするとして、私の眼と耳と心に残ったことを、ここに書き記しておきます。
まだアーカイブ放送もあるようですから、ファンでなくとも「日本のロック」に興味のある方は、録画して「何度も」みることを勧めたいです。

まずステージセットの潔さ。そして床のお洒落度(ペイズリー柄)が私には刺さりました。実に美しく、ステージ最前面までキッチリと貼られた仕上げ。シンプルなライティングとも相まって、曲を床からバックアップする舞台効果。今回のスタッフのセンスの高さがうかがえます。

そして楽器。曲ごとにギターを持ちかえる二人は、音へのこだわりを感じます。蘭丸さんの「SG」が自身のシグネイチャーモデルではなく、SG3ピックアップやら1ピックアップ、335だったこともギターファンとしては💮。
ハリーさんもテレキャス、ノンリバースのファイヤーバード!このP90 の歪んだ音が最高にかっこよかった。

そしてライティング。正直なところ、何か所かスポットはタイミングを逃してましたよね。けれどそれさえこのバンドらしさの演出になってしまいます。

そしてそして個人的に最も感動したのは、メンバーが「イヤモニ」をしなかったこと。武道館ならではだとも思いますが、この4人には不要なテクノロジーなのだと感じた点。カッコいー!やっぱりバンドはコロガシとアイコンタクトで十分なのでは?
アンプも注目点でした。蘭丸さんは小さなアンプをかましてましたかね。
この辺りは後日「ギターマガジン」さんに期待しましょう。

そしてそしてそして・・・・これは武道館にいた方にはかなわないけれど
アンコールを終えて最後・・・メンバーが客席に何度も何度もコミュニケーションをしていたことに、画面越しながら感激しました。こんなに長く歓声にこたえてくれる「ロックンロールバンド」があるでしょうか。
しかもMCではなく、手を振り、人差し指を立てて応えるハリー・・・。
引き際に、ハリーさんと蘭丸さんが肩を組んだ時に、その歓声が数段大きくなったこと・・・をファンは見逃していなかった証ですね。

秋からのツアー。チケット争奪戦だろうな。見たい。感じたい。踊りたい。
私の日本人フェイバリットギタリスト「蘭丸」さんを生で感じたい。

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