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人生で一度だけ起こった試験のキセキ

高校、大学、ITベンダー資格試験、国家資格試験、TOEICなど色々人生において受験してきました。ちなみに、私は資格マニアではありません
何なら20代のころは資格否定派でした。

しかし、一定のスキルや知識の客観的証明になることと、努力をすることは良いことだと30代になり考え改めました。今は資格肯定派です。
ただし、取得が目的になっては意味がないと考えており、また努力をほぼ必要とせずビジネス面で全く役に立たない資格や検定は受けようとは思いません。

奇跡は滅多に起こらないからキセキである

当たり前ですが、普段からちょこちょこ起こるような出来事は奇跡でもなんでもないですね。資格関連に限らずですが、まぁ普通に生きていて、奇跡というか嬉しい誤算なんてことは起こらないです。

予想される結果が期待を裏切ることなく起こる、悪いことでもないのかもしれませんが、私の人生このような感じです。試験の結果もまさにこれでした。手応えが有れば合格、なければ不合格、試験を作成される方々もこうなるように考えて設定されているので、それはそうかもしれません😅

この記事で紹介するのは、ある資格試験において、嬉しい誤算というものを初めて味わった体験です。

------- ある資格試験とは? -------

情報セキュリティマネジメント試験

情報セキュリティマネジメント試験は、情報セキュリティマネジメントの計画・運用・評価・改善を通して組織の情報セキュリティ確保に貢献し、脅威から継続的に組織を守るための基本的なスキルを認定する試験です。〈共通キャリア・スキルフレームワーク(CCSF)レベル2相当〉
https://www.jitec.ipa.go.jp/sg/about.html

難易度は低くないです、ただ高くはないです。でも合格率は低めです。

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低めの理由は午後問題にあります。知識レベルでいうとそこまで高い試験ではないのでマニアックな内容などは出題できません。
しかし、国家資格なわけですし資格の価値のためにも合格率もそれ相応にしなければなりません。ではどうするか?

長文で、かついやらしい(ひっかけ、ミスへの誘導など)問題を出して合格率を落とすのです。例えば回答は、サンドウィッチマンがM-1で優勝した際の決勝戦のアンケートのネタのような感じです。(分かる人にしか分かりませんね😅)

ちなみに、私が受験したときには指定された会場に行って皆で受験(マークシート)という、昔のセンター試験のような形式でしたが、最近は変わったようです。

さて、私は二回受験して受かりました。
当時この資格試験は、午前問題と午後問題に分かれていて、どちらも合格点に届かないと不合格です。
初回受験は、午前問題は合格点に達してましたが、午後問題がダメでした。

午後問題というのが出題側の落とすための問題となります。午後問題は、最悪知識がなくても長文問題を素早く正確に読み解く力があれば合格できる可能性があります。
私はそもそも長文問題が苦手で、対策は過去問を時間を計りながら何回もやるこれしかありません。

------- 二回目の受験をしてみて -------

今回もダメだった。。😭

やっぱり午後問題が難しい、時間内に終わらなかった。午前試験は絶対受かってるのにな・・・

またダメか、もうやめようかな😢

------- 忘れかけてたある日 -------

結果を確認する気もなかったのですが、たまたま会社の人事の人から

「難易差補正の発表もあったし、念のため確認してみたら?」

と言われました。

な、なんいどほせい?

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令和元年度秋期情報処理技術者試験(情報セキュリティマネジメント試験、基本情報技術者試験)の合格者を発表
令和元年度秋期 情報セキュリティマネジメント試験 午後問題の難易差補正について

基準点が変更(下方修正)された😲

しかも、変更後の午後問題の基準点の『46 点』は私の午後問題の点数とピッタリ同じだったのです。

合格❓❓

午前問題はバッチリ基準点を超えています。午後問題についても基準点に一応達したわけです。ロジックとしては合格が成り立ちます。

でもやっぱり腹落ちしません。自分的には落ちたと思っていますし、ピッタリ同じ点、しかも半端な46 点という数字。

恐る恐る合格者一覧を確認

この試験は、合格者の受験番号が一定期間Webサイトに掲載されます。ギリギリ捨てずに残しておいた受験票を手に確認してみました。

あ、掲載されている・・・

ロジックとしては成立しているので、当たり前といえば当たり前なのですが、私の受験番号が合格者一覧に掲載されています。

何回も何回も番号に間違いがないか確認しました。間違いなく私の番号です。

でも現実を受け入れられない

冒頭でも書きましたが、試験を含めてこんなことは起こったことがないので、やっぱり信用できません。

・掲載ミスか❓
・後から間違いでした取り消しです、とか言われないかな❓

確信した瞬間

それから少しして経済産業大臣の名前入りの合格証書が送られてきました。ここにはバッチリ私が合格したことが記載されています。

この時点でようやく合格したと自分の中ではなりました。

・もう絶対取り消されることはない
・番号ではなく自分の氏名と生年月日も記載されている

生きていれば、報われること嬉しい誤算も起きるものなのだなと、はじめて思いました。
真偽のほどは確かめようがないのですが、補正された午後問題の基準点の『46 点』はきっと私を基準に設定したんだ、と勝手に思っています。

やっべー今回の午後問題さすがにやりすぎた、もはや実力証明する試験のテイをなしてないよ💦
どうしよ、そうだ過去実績も考慮してこの人の点数ちょうどよくね? 午前問題バリバリ合格点超えてるし。
よし、この人基準点にしちゃお❗ ちょうどそれっぽい合格率になるし。

みたいな。

ちなみに、ほぼノー勉強で受けたLinuC 102 は落ちていました😅

ちょっとだけ期待したのですが、そう何回も起きませんよね💦こういった奇跡も努力があってからの~なのだと思います。

ちなみに、この試験ですが知識面についてはこちらの書籍をガッツリやれば大丈夫です。セキュリティ関連以外にも

・テクノロジ系
・マネジメント系
・ストラテジ系

という分野も試験範囲です。
ITの基礎も学べますし、現代のオフィスワーカーにとっての基礎教養と考えても差し支えない知識が学べますので、業界や職種問わず仮に試験を受けない方でも学んで損はないかなと考えています。もし少しでも興味がわきましたら勉強だけでもやってみる価値アリです💡
サイバーセキュリティのことを考えても今後ますます手口が巧妙化してきますので、個人レベルでも身を守る知識は持っておいて方が良いかなと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました😊

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