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ICL体験記② ~手術に必要なのは腕時計とSiriと少しの勇気!

さて、体験記第2回目の今回は手術についてのお話。

手術日が決定

前回の記事でふれたとおり、私の目に挿入するレンズは奇跡的に日本で在庫があったので、2回の術前検査から2週間後の2月14日に手術を受けることが決まりました。
結果的に一生忘れられないバレンタインデーになりました(笑)

ちなみに、今回はかなりレアケースだと思われます。
というのも、手術日がこのようにスムーズに決まるのは在庫が両目のレンズとも日本にある場合のみ。日本に在庫がない場合は、入荷したタイミングでクリニックから連絡が来ます。そこで自分の都合の良い手術日を予約するということですね。

そして私の行ったサピアタワーアイクリニックでは、
現在金曜・土曜・日曜の午後に手術を行っているようです
(今後スケジュールは変わるかもしれませんのでご参考までに)。
また、手術日は指定ができますが、時間帯はクリニックから指定されるので、午後以降に何も予定がない日を選んだほうが良いです。
例えば金曜に手術を受けたい場合、お仕事されている方は午後休暇を取る必要があります。

2回目の術前検査の際、手術日の3日前から使う点眼薬を渡されます。
点眼開始日は、手術日が決まった時に看護師さんと確認し、手帳にメモしておきました。スマホにリマインダーを設定するのもいいですね。
(このご時世でも私は未だに紙手帳派です。。。)

手術3日前 ~点眼開始!

2月14日が手術日となった私は、その3日前の11日から点眼が始まりました。
朝・昼・夜・寝る前の1日4回になります。

手術の際に感染症を防ぐための大事な目薬なので、忘れずに1日4回差しましょう。忘れやすい方はスマホでスケジュール登録を…

手術2日前までは特に目薬以外の制限はありません。

手術前日 ~スマホのボイスアシスト機能をOnにしておこう

この日から飲酒を控えることになります。
まぁ手術前日なので当然ですが。。。
目薬も4回忘れずに点眼し、あとは通常通り過ごせます。
明日は夜にお風呂に入れないので、洗髪はここで済ませました。
その日は結構ドキドキしてて、あまりよく眠れませんでした…

あと大事なのが、スマートフォンについているボイスアシスト機能(iPhoneならSiri)を有効にしておくこと!
手術後、優秀な執事(?)としてとても役立ってくれました。

手術当日!

私の来院時間は14時前だったので、午後から仕事を休みました。
正直午前中は手術のことばかり考えてましたね。。。
(前記事で触れたとおり、私は超小心者でビビりです)
手術後は洗顔ができない(顔に水をかけられない)ので、
化粧は基礎化粧のみに留めました。

服装は基本楽な服。ただ手術室は寒いのであたたかい服推奨。
それから手術に使う目薬には色がついているものがあるので、万が一を考えて汚れても大丈夫な服で行ったほうがいいです。

あと目薬をいっぱいさすので、腕時計持って行ったほうがいいですよ。
スマホが見れなくなるので、腕時計必須。

 ①まずは手術前の点眼

クリニックにつくと、まずは当日の流れと、
・術前に使う目薬(2種類)&ティッシュ
・保護眼鏡
・術後に使う目薬(4種類)&説明書(目薬の順番や、術後に何かあった場合の緊急連絡先、注意事項が書いてあります。)
が渡されます。私は6番目に手術を受けることになっていました。

術前に使う目薬は
抗菌用と瞳孔を広げるためのものと2種類あり、
5分間隔で交互に点眼していきます。
そのスケジュールはクリニックについてから看護師さんが紙に書いてくれるので、そのスケジュールに従えばOK。
ただ、徐々に瞳孔が広がってピントが合いづらくなるので、
早いうちに携帯のアラームをスケジュールに沿って全部設定しておくとすごく楽です。

あとお手洗いは手術前に必ず済ませておきましょう!

5セットほど繰り返してから看護師さんが瞳孔の確認に来ます。
(問題なければ瞳孔を開く目薬は回収されていきます)

ここまでで大体30分~40分かかってます。

 ②いよいよ手術へ!

そこから名前が呼ばれ、術後に使う目薬を除き、貴重品を含む全ての荷物をロッカーに預けます。
もうピントが合わずボケボケなのでスマホも見れません。ひたすら待つ。

そこからすぐに手術室の前の控えスペースに入るよう指示されます。
そこで靴を履き替え、手に持っていた目薬を預け、手術着を着て麻酔の点眼があります。
このスペースに入るときに
①名前
②生年月日
③受ける手術の内容(術式とどの目に手術を受けるのかを言う)
を聞かれます。おそらく本人確認のためかな?

前に手術を受けて出てきた人と入れ替わりで手術室へ入ります。

私が入った時、手術室では
パイレーツ・オブ・カリビアンのテーマ曲が流れてました。何故。
きっと先生のテンションを上げるためでしょうか?

手術室にはたくさんの看護師さんがいて、執刀医の先生が穏やかに迎えてくれました。

看護師さんが案内してくれた椅子に座ると、それがリクライニングして手術開始です。
顔に水が飛ばないよう、目の部分だけがくり抜かれたフェイスカバーがかけられます。
そして瞬きしないように目をテープでガッツリ固定。
(看護師さんが水をかけてくれるので手術中に目が乾くことはありませんでした)

目に手術の強いライトが当てられ(眩しいっ)、とにかくまっすぐ前を見るように指示されます。目の位置を固定するためでしょうか。

麻酔が効いているか確認された後、目を少し切開してレンズが入ります。
全て先生が「今から〇〇しますよ~」と声をかけてくれるので、多少不安は解消されました。強い光と麻酔のおかげで、目が切開されているところは見えませんし痛みもありません。何か触ったかなーってくらい。

手術中、レンズの位置を固定するために目をグリグリされる感覚があります。それが少し気持ち悪かったかな。。。耐えられなくはないけど、押されてる感がすごくありました。痛みよりも圧迫感を感じました。

レンズの位置が決まったら片目が終了。ここまでで大体3~4分くらい?

同じプロセスを反対の眼にもやって終了。本当に10分くらいで終わったようです。

手術終了!

終わってからは看護師さんに手を引かれて先ほどの手術室前室に戻るのですが、この時点で足元がかなりはっきり見えました。
私は近視が強かったのですが、かなり効果を感じるのが早かったです。
とはいえ、手術直後なので、水の中で目を開けているような見え方でした。

手術着を脱ぎ、預けていた目薬を受け取って待合室に戻ります。

ソファーに座るとすぐに術後の目薬を差してくださいと言われました。
3本の目薬を5分以上間隔を開けて、決められた順番で差していきます。
手術日は寝る前までに2時間間隔で4回差すように指示がありました。

目薬をするとき以外は目をつむって休みました。目薬同士の間隔はちらっと腕時計を見て確認しながらやっていましたが、かなり眩しさを感じました。

あと目全体がずーんと重かったです。すごく疲れてました。

30分ほど休むと名前を呼ばれて、気球と眼圧の検査、視力検査を受けます。

この時点で右が1.5、左が1.0まで回復していました。
とにかく眩しく、光の輪が強く見えました。

そして医師の診察を受け、問題がなければ帰宅となります。

大体クリニックに来てから2時間くらい経っていました。

iPhoneにSiriを召喚!

平日で夫は仕事があったので、一人で家に帰りました。
何もしなくても周りがはっきり見えることに感動!

ただスマホを見ることができないので、ひたすら"Hey Siri! 〇〇(夫の名前)に「手術終わった」ってメッセージ送って!”と話しかけてました。
周りから見れば単なる不審者(笑)
※SiriはLINEやFacebookのMessengerには対応していませんが、SMSでメッセージを送ることができます。

しかもこのSiri、優秀だなと思ったのが届いたメッセージを読んでくれて、返信までやってくれること。

おかげでスマホ画面を見ることなく、夫が帰宅するまで電話やSMSで
やり取りをすることができました。

ただいま。~お家へ帰宅

家へ着いてからは2時間ごとの点眼以外何もやることがなく…
夫が帰宅して夕ご飯を食べている間はTVに背を向けてご飯を食べました。
音声は聞けるのでね。

あとはひたすらお喋りして、4回目の点眼が終わってからベッドに入りました。寝るころにはかなり見え方がクリアになってきてました。
相変わらず目は重かったですが痛みなどは全くありませんでした。

次回、翌日の術後検診について振り返ります!







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