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45歳からのキャリア戦略②~転職エージェントは紹介してもらうところではなかった~

こんにちは。へびそるです。
私は普段、エンジニアのキャリア支援をしています。
今日は、45歳からのキャリア戦略②~転職エージェントは紹介してもらうところではなかった~、と称して自分の今後のキャリアについて綴りたいと思います。
画像の出典:Mohamed HassanによるPixabayからの画像

こちら私の自己紹介です。お時間許す方は覗いていってくださるとうれしいです!


45歳からのキャリア戦略を行動中

私は今年で45歳になります。
70歳まではほぼ当確として、75歳、80歳まで働く必要があると思っています。そうしたときに、このままこの会社でこの仕事でいいのかな、と最近思っています。
その辺の葛藤や悩みはこのエントリで綴りました。

細々と45歳からのキャリア戦略を考えています。
・口コミサイトで気になる会社の評判を調べたり、
・気になる会社のホームページをみたり、
・LinkedInを更新したり、
・気になる会社と現職の有価証券報告書のデータを比較したり、
・職務経歴書を作成したり、
・気になる業界の人に話を聞いたり、
・LinkeInで連絡をいただいた会社の方とアポをとったり、
・「科学的な適職」に載っている自己分析や会社分析を試してみたり、
こんな行動をこの3~4週間くらいとっています。
ちなみに転職エージェントへの登録はまだしていません。

ミートキャリアのウェビナーに参加してみて気づいたこと

キャリアサポーター・アカデミーでお世話になったミートキャリアさんが転職活動に悩んでいる人向けのウェビナーを開催すると聞き、参加してみました。
30分遅刻して実質30分だけでしたが、自分にとっては非常に有意義なものでした。
特に印象に残っているのは、現職が忙しい人の転職エージェントの活用方法は?という質問に対する回答です。

転職エージェントに、ふわっとした形で条件を伝えたら、ふわっとしか返ってこない。
転職エージェントには、とにかく細かく条件を伝えて求人を紹介してもらうこと。その条件に合わないなら紹介しなくてよい、くらいの気持ちで。

こんな趣旨のことをミートキャリアの代表の喜多村さんは仰っていました。

そこから、改めて気づかされたことがあります。

自分が今とっている行動は正しくないかもしれない。
もっと他に優先してやることがあるな。
今のままだったら、俺、転職エージェントに行ったら、エージェントから勧められた求人だけを見て、選んでしまいそう・・・。
エージェントに「この条件に合う求人がなければ転職しません!」と言えるだけの準備ができていないと、行っちゃいけないな。

ということです。
私、転職エージェントは「とりあえず転職したいと思ったら、無料で求人を紹介してもらえる便利なところ」と思っていました。受け身に過ぎました。考えを改めます。
転職エージェントは「あらかじめ自己分析や自分に合う条件を整理したうえで臨む、自分の希望を細かく伝えるところ」ですね。
主体はあくまで自分(私)であり、転職エージェントではない。
整理するとこんな感じです。
ミーキャリ後は、選ぶところ、も思い浮かんだのですが、それだと提示されたものから選ぶ色が濃くなるので、あえてその前段階が大事だよ、と強調したかったのでこうしています。

ミーキャリとは、ミートキャリアの略称です

自分の強みや特性の整理と、検討すべき項目を検討する

転職エージェントに行く前に、
1、自分の強みや特性を整理する
2、働く上での検討項目をきちんともれなく検討する
ことが大事だとも教わりました。
そこで、強みや特性の整理と、検討項目を挙げてみたいと思います。

自分の強みや特性の整理

まずストレングスファインダーを取り上げます。

ストレングスファインダー

私の上位5つの資質は以下のとおり。
1,個別化/2,最上志向/3,学習欲/4,責任感/5,達成欲
具体的に書いていくと、
<個別化>
・人間一人一人違うという前提がある。
・異なるタイプの集団をまとめることができる。
・他の人の役に立つことができると満足を感じる。
・本気で取り組む人を応援したくなる。
・人が互いに才能や知識、スキルを認め合うことも好き。
<最上志向>
・自分の限界を気にするよりは、自分の才能を伸ばすことをしたい。
・人の強みを見つけ出したり、勇気づけたりすることはよくある。
<学習欲>
・知識や技術を継続的に習得していくことが楽しい。
・積読だけの本も大量にあるが、とにかく本から何かを得たい。
・学習したことを発信することは苦にならないし、自分のためにもなる。
<責任感>
・頼られたい人。頼られると断れない人。
・約束や責任を進んで引き受ける。
・やると言ったことは実行しないといけない、という意識は高いほう。
・仕事では立場上、責任ある振る舞いをしようと心掛ける。
<達成欲>
・何かを達成したいという気持ちは強い。
・人生は運次第ではなく、努力で切り拓けると思っている。
・仕事やそれに関する学習には多くの時間とエネルギーを注ぐ。

制御焦点理論

「科学的な適職」に掲載されていた「制御焦点」のテストによれば、私は「防御型」ではなく「攻撃型」です。ネットで調べると「促進焦点(=攻撃型)」「防止焦点(=防御型)」とも言うようです。

https://www.recruit-ms.co.jp/issue/interview/0000001050/?theme=workplace

攻撃型の特徴は以下のとおりです。
()内は防御型の特徴です。対比するとわかりやすい。
・目標は理想や希望である(目標は義務や責任である)
・達成や進歩への欲求(安心や安全の追求)
・ポジティブな結果の有無に着目(ネガティブな結果の有無に着目)
・0→+1を促す(0→-1を防ぐ)

タイプ分け™

コーチング式タイプ分け診断というものがあります。人の心理や行動をもとに「コミュニケーションのタイプ」を分類するための診断テストで考案したのはコーチングファーム大手のコーチ・エィです。
私は診断テストを受けたことはありませんが、それぞれの特徴を見るに、「サポーター」タイプだと思っています。

陰の立役者タイプの「サポーター」
・人の役に立つことに強いやりがいを感じる
・目立つのは苦手
・俗に言う「いい人」
・人と一緒に何かをすることが好き
・場の空気を読むのが得意
・協調性がある
・自分の気持ちを抑えがち
・話すより聴くのが好き
・共感力が高い
・承認欲求が強い

働く上で検討すべき19項目

検討項目をあげてみると19項目出てきました。
自分なりの考えを付記してみます。なんとなく自分の中で優先度の高い順に並べています。
勤務地
転勤を避けたいから転職を希望するので自宅通勤圏がMUST。
初回勤務地が確約されてもその後転勤のリスクがあるのは避けたい。
せめて向こう10年間、子どもが義務教育を終わるまでは自宅通勤圏が確約できること。
②給料
年収は現職よりアップが希望。年収ベースで下がっても年収を年間総労働時間で割った時給計算で現職を上回っていれば納得感はある。
インセンティブは魅力だが、収入が不安定になるのはリスクなのでベースがある程度担保されていることが重要。
事業や組織フェーズ
自分のライフステージを考えると、所属する組織や事業の安定性は重要。スタートアップやベンチャーへの憧れもない。成長軌道に乗っている組織や事業に身を置きたい。逆に衰退やシード・アーリーステージの組織や事業は避けたい。
評価される行動や振る舞い
完全な成果主義というよりは、プロセスやVMVの体現など行動も評価される。保守的よりは進取的、先進的が好まれる風土。減点方式ではなく加点方式。失敗してもチャンスをもらえる。
仕事の裁量権、自由度
営業であれば自分でアプローチ先やアプローチ方法を決められること。1日のタスクやスケジュール、仕事のペース、残業時間を自分でコントロールできること。現職では裁量権や自由度は高いので、それと同等以上がよい。
息の長さ
現職が60歳手前で第一線を退くことになるため、60歳を超えても第一線で活躍できる土壌があること。経験や年齢がモノを言う息が長い職種であること。
キャリアの柔軟性
会社員だけでなく、副業、独立などを選択できるような環境であること。
業界
現職と同じ人材派遣は避けたいが、人材業界はOK。有形・無形だと無形商材がよい。
職種
その会社の売上利益に直接関わる領域かつ対人の職種がよい。法人営業や対人支援など。人事は避けたい。
勤務形態
フレックス勤務やリモートワーク制度は利用できたらよいがそこまでこだわらない。土日休みはMUST。
役割・ポジション
入り口が管理職でなくても、その道が見えていること。管理職であっても顧客対応や対人支援から退くのではなく現場に近いところで働けること。
仕事のバリエーション
営業であれば既存・新規両方。ターゲットの選定~アポイント~提案~クロージングまで一気通貫で担当。一担当だけでなくとりまとめや教育も任される。同じことの繰り返しになることは長年働くと避けられないが、バリエーションがあればそれが薄まる。
職場の仲間
自分と近いタイプの人が多くいる。職場にいる人を好きになれそうか。趣味や志向が適度に健康志向であること。飲み会はほどほどがよい。
⑭上司
こういう上司が好き嫌い、というよりは、上司となるであろう人と事前に会話できる機会があること。
仕事のフィードバックの仕組み
自分の仕事に対してフィードバックが見えやすいこと。自社製品・サービスを享受するユーザーと直接接点を持つことができたり、上司同僚からフィードバックされる文化や仕組みがあること。フィードバックがあることで自分の達成欲が満たされる。
⑯社外の人脈形成
会社内だけの人間関係で閉じるのではなく、社外の人と人脈を形成しやすい環境であること。
ビジョンや人事評価の明確さ
会社や組織のビジョンが明確で、ビジョンの実現のための仕組み化がなされており、社員に浸透している。人事評価の仕組みが明確である。上位方針が不透明で不安感や焦燥感に襲われないこと。
貢献
自社製品・サービスを享受するユーザーと直接接点を持つことができる。
規模
大企業でも自分の裁量権や自由度が担保されていればOK。組織の歯車になるような形は避けたい。自分の貢献が会社に見えるくらいの規模で働きたい。

全てを満たす会社はない

これら19項目をすべて満足するような条件の会社は存在しないと思います。しかし自分の中で優先順位を大まかにでも決めておけば、判断基準になりますし、転職エージェントに対してきちんと自分の希望要望を伝えられるはずです。
決して流されず、自分の軸と価値観を持って45歳からのキャリア戦略を実行していきます!

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