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子どもが日本で英語優位になった訳②

夫婦の性格が英語優位を加速させた
以前記事にしましたが、子どもが英語漬けになってしまった要因で「TVが壊れて日本の地上波が見られない」事の他に、うすうす(?)気づいていたもう一つの大きな理由があります。
それは夫婦のそれぞれの性格と家事の分担量です。
※表題のひとことは記事とは関係ありません(笑)

私は、分かりやすく言うと、典型的なA型。こだわり派。
10代後半から、こだわりがあり、実家でも自分の洗濯は自分で洗って干していたので、掃除や洗濯の仕方は効率のために重要。物の位置を決めたり、事前に一日のスケジュールを立てる等。予定を終わらせて、手帳にチェックを入れる人。

夫も10代から家を出て自立、自分の身の回りは整理整頓できる人。やり方にこだわりは無いが、しまった物の場所を忘れる。超きれい好き。アイロンがけが神レベル。その時その瞬間が重要な人、予定はメモらないと忘れる。

お互い自立した考えを持つ者同士。
趣味だって、考え方もほとんど同じ。
ただ、こだわり強め妻が、何でもこなす夫と一緒に暮らすと…

家事をさせたくない!問題

洗濯をさせたくない

ある程度洗濯がたまってしまうと、夫がコインランドリーに持って行き乾燥機にまでかけて来てくれます。(ウチの洗濯機は英語表示が無い為、細かい設定が覚えられないという理由から)

嬉しいのですが、結局シャツはシワシワ、私の縮んだ服やストッキング…(泣)。私の洗濯方法なら干して取り入れた時点でしわが無いのでアイロン不要です。

夫はアイロンが好きなので気にしないのですが、娘の保育園は日中着替える・息子は帰宅時に一度着替えてもらう(コロナ以降特に)などで、量がすさまじいのでアイロンがけ止めてもらいたいのです。
でも文句は言いたくない…なら
「私がやるから」となり、夫から仕事を取ってしまいます。

(今では、コインランドリーに持って行ってくれるならジーンズや夫の服だけ、と分かる範囲で分けています。)


掃除をさせたくない

夫はきれい好き。
私が仕事から帰ると、部屋は片付けられて、床はぴかぴか。
「いつだれが不意打ちで来ても恥ずかしくないように」と。
朝のカオス状態を掃除をしてから仕事へ出かけます。

素敵☆彡……とはなりません。

私「〇〇見なかった?(こういうやつ/----な感じの書類/ 等)」
夫「○○ってなに?(覚えていない/日本語の書類は分からない)」

私「いつもここに置いてある○○がない!(特に出勤前)」
夫「あ、借りてて僕のポケットにいれたままだ、たぶん」

私「リモコン類の箱に、財布・key・めがね…あなたの物ばかり」
夫「そこにあったのか!ないなと思っていたんだよね」

物の位置は、スケジュール通りの生活を送るためにも重要な私。見た目がきれいに片付けば、そのあと探し出せなくても満足な夫。

夫が片付ける前に先回りして片付けないと、見つかる気がしません。

買い物をさせたくない

日本語が分からないので、本人もあまりスーパーなどへ買い物へ行きませんが。牛乳を買いに行ってもらったら「乳飲料」でした。
ケチャップや油1つとっても塩分制限のものや有機農園のものやコレステロールカットのもの…家族の健康の為に、食材の管理は量より質へのこだわりがある私、基本私が「狩り」に出かけるメスライオンです。

料理をさせたくない

子どもの朝食は夫が作ります。(私が朝いちばんに出かけるため)
私が忙しいと夕食も作ってくれます。
料理を作ることに全く苦がない夫。
自己流の料理ですが、とてもおいしいです。

私は、朝から油たっぷりの食事は食べられないのですが。
スパム・卵・チーズをたっぷり挟んだトルティーヤとコーヒー
起きたてでちょっと重いのですが、断れずに食べます。
お腹がもたれてしまう事を伝えたところ、パンにバターを塗るだけで出してくれるようになりました。

私は十代の頃、小料理屋のおかみさんから料理のさしすせそ、ダシや煮ものの基本、様々な和食料理を教えていただき、料理へのこだわりがありましたが… 夫は肉じゃがやブリ大根など、一般的な日本料理は出しても食べてくれないので、こだわって作ることを止めてしまいました…

夫は2年前に健康診断でたまたま大腸から悪性ガンが発覚し、早期に対処したため経過観察中です。できたら野菜や栄養を考えた食事は、子どもの為にも夫の為にも自分が責任を持ちたいです。

親の通信速度の問題

英語優位になった理由として挙げていた
「英語が心地いい」のは、言語の難易度やなによりも
「いつも横にいるパパが好き」これに尽きるのですが。

ママよりパパが好き、そういう意味ではないのです。
英語の心地よさを深堀すると、子どものアウトプット事情があると分かりました。

パパは家事をしない(私がさせない時)ので話しかけた時「今ちょっとまって」と言いません。しかし、私は料理中、洗濯物を選別している時、家で仕事を集中しているとき全集中モード。
「ちょっとまってね」って言っちゃいます。

子どもにとってみれば、
パパは話しかけた時に5G何並みの高速レスポンス。
ママはトンネルの中で音声が届かないラジオ。

パパとママが同じ空間にいるけど、先にパパに話しかける。
もちろん両親どちらにも通じる言語だからこそ、どちらかが必ず返答しますが。私にだけ話す時は日本語にスイッチしています(稚拙ながらも)

以前は、子どもが英語の方が心地よくなってしまったこと、私がダメな親に映り悲観していましたが、今では子どもが英語を選ぶ理由も分かってきました。


そこでまだ間に合うので、私が今までこだわっていたA型の性分を
ちょっと崩してみたらどうかな、と思ってみたのでした。
子どものが話しかけてきたとき、「ちょっとまってね」
を減らすところまで家事を緩めたいと思い、ゆるい家事へシフトしているところです。

できることなら夫のようになりたい…(笑)

その成果か(?)最近息子は私とやった日本語をよく覚えていたり、学校で直されることが少し減ってきました(相変わらず直しは多いですが)

相変わらず兄妹間の会話では、お兄ちゃんの英語率が高いのですが、妹の方は、兄の英語に対して日本語で返答する(笑)くらい、日本語も話すようになってきました(同年代の子とはまだまだ比べられるレベルにないですが)


言語の難易度問題(余談)

日本語で生活する時間が多いのに、日本語を話さないのは、
言語を浴びせるシャワーの量の問題ではなく、難易度や対話で使える環境などの質の問題です(温度設定)

日本語は難しく、子どもにとって熱すぎるのだと思います。
たまに日本語に「ルー語」を混ぜて温度調整をしています。

特に、英語は一つの言葉で日本語より幅が広く表現でき
一回覚えると、子どもにとっては便利で楽な言語です。

日本語だと1つの事に何通りもの言い方がある言語なので
息子は頭から煙をはくことになってしまいました。

これはあくまで日本で日本語が苦手になってしまったウチの問題なので
普通の日本ではかなりレアなケース。
あまりお気になさらず。

ただ、英語に偏りすぎて子どもが日本語を嫌になってしまった本当の例なので、赤ちゃんや幼児期のこれから英語教育を頑張るぞ!という方、頑張りすぎなくてもいいのですよ、と言いたいです。(笑)


まとめ

今回は、以前から記事で挙げてきた、子どもが英語優位になった理由と、母が日本語を「教えられない」、なんで「英語の方が心地よくなった」のか、原因を夫婦の性格から分析(というほどの物ではない)してみました。

これから英語教育を習慣付けしたいご家庭で上手く習慣化が難しいと感じている時、極端な選択肢ですが「子どもに早いレスポンスできる」を基準加えて検討してはいかがでしょうか。そこで下記のような例を挙げてみました。いかがでしょうか。


「家事分担で所要時間が少ない方」が英語の担当をするのに向いている。
②自分の「こだわり」と子どもと英語で対話する時間を天秤にかけてみる。
③自分の崩したくないこだわりは事前に対策をする
(例:夫にしてほしくない事は先回りして事態を悪化させない)

④周囲のいう親とは・日本では・普通は…を鵜呑みにしない
⑤レスポンスを重視するならルー語を活躍させてもいい


幼児レベルの英語の語彙は簡単なものが多く、日本語と比べてもシャワーの温度はそんな高くないため進めやすいと思います。

私のように家庭・家族を優先しているように見えて実は自分の首を絞めていたという場合の人に。
時間の確保、子どもと対話できる時間、日本語が混ざっても英語を無理なく混ぜる、など、考えるきっかけになれば幸いです。


ここまでお読みいただきありがとうございました。


<余談>
近いうちに日本在住の幼児が身に着けておくと良い語彙も挙げていきたいと思います。(使用の用途が外国と異なるため、親の努力を無駄にしない語彙をまとめる予定です)



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