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第八十三景

今日は眠かった。昨日の夜、「ローカルビール消費を増やす方法を考える会」というオンライン飲み会に参加したからだ。最初の募集ではざっくばらんな気楽な会だと思っていたら、かなり真面目で真剣度マックスの会だった。

約束の時間を少し過ぎてから参加のボタンを押した。Zoomに入室した時には5~6人の人がすでにいた。みな神妙な面持ちをしていた。ちょっとにやけそうになったが、当然リアルでは誰とも会ったことないので、神妙な面持ちでやり過ごした。

続々と集まり、遅れてくる人以外の人が集まったようなので、簡単な自己紹介をすることになった。ここから度肝を抜かれっぱなしである。

「輸入したビールのサブスクを始めます!」

僕「(おお、来る場所間違えた...ここですでに気づいた。)」

「仕事を辞めて、ビールショップをやります!」

僕「(...)」

「アドレスホッパーになりました!」

僕「(とりあえず置物に徹しよう。)」

「○○ブルーイングにいた経験があって、今はゲストハウスやっています。」

「公認会計士でビール会開いたりしてます!」

「仕事辞めて、ブルワリーで働き始めました!」

「社内でビールコミュニティを作って、ビールを広めようとしてます!」

「海外でビールの勉強をしてきて、○○でビール作ってます!」

*間違っていたらすみません。

僕「(ワシ、ただビールを飲んでるだけの人なんだが...)」

僕「(とりあえず、近くにあるブルワリーでも紹介しとくか)近くには妻有ビールと醸燻ビールラボがあります!」

(みな、俯きおのおの調べ始める。)

僕「(まずい、誰も知らん。)」

自己紹介のあとに、みなさんの深い知識が、ちらほら垣間見え、終わるまで2時間くらいかかったと思った。

途中、会ったことのある女性の方が入って来てくれてほっとした。

一応テーマに則って考えてはいたけど、すげえすげえと頷いてたら、全て抜け落ちてしまっていた。

僕が考えていたことはこんなことである。

まず、自分がクラフトビールを好きになった当初、困っていたことがあった。前提条件として、オンライン購入がメインだ。

「ビールが多すぎて、どんなスタイルか飲んでみないと分からない。」「入手方法が困難。」「飲みたいビールがすぐ飲めない。」

流行りのビールはすぐに売り切れるし、紹介文だけでは、味が想像しづらい。また、試し飲みをするには、いささか価格が高い。

どうしてもパッケージ重視で直感になってしまうので、そんなに好みでないビールに当たることもあった。

それと、全くのど新規の人達にとっては、クラフトビールに入り込むには高すぎる壁があると思う。そもそもビール自体、苦くて飲めない人も多い。ビールは好きだけど、安ければ安いほど、量が飲めればいいみたいな人もたくさんいる。

数あるビールの中から、自分の好きなビールに行きあたる、見つけられるような、チャート表みたいなものを作れればいいなと思った。人間の味覚は人それぞれだと思うので、人の知識に頼るというよりは、機械的にビールのスタイルを振り分けられるような仕組みが欲しいなと漠然と思った。

誰が、ビールを飲んで、細分化するなどの方法は全く考えていないし、国内ブルワリーの特徴や作っているビールのスタイル全てを網羅しなくてはいけない。でもパッと思いついたのはこんなことだ。

とりあえず、今後も継続的に参加していきたい。素敵な出会いに感謝しています。

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