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子どもの学習支援への大学生の関わり

研究のネタをここで書くリスクもありますが、先を越されてもアイデアは幾つかあるので、良いかなくらいの余裕を持って書いてみます。

私は前の大学で生活困窮者自立支援制度の事業の一つである「子どもの学習・生活支援事業」に携わっていました。

この事業は何をするかという説明は以下のインク先に分かりやすく書いていたので、引用します。

【引用はじめ】

子どもの学習・生活支援事業の概要

  • 「貧困の連鎖」を防止するため、生活保護受給世帯を含む生活困窮世帯の子どもを対象に、以下の支援を実施します。

  • 学習支援

  • 生活習慣・育成環境の改善に関する助言

  • 進路選択(教育、就労等)に関する相談に対する情報提供、助言、関係機関との連携・調整

  • 各自治体が地域の実情に応じ、創意工夫をこらし実施(地域資源の活用、地域の学習支援ボランティアや教員OB等の活用等)

【引用終わり】
引用元は以下のサイト


世帯によっては子どもの個室もなければ、勉強机がない環境もあります。
 
週に数回程度で効果があるかどうか・・・はわかりにくいですが、それをきっかけに少しでも勉強する意識が変わったら良いなという願いを込めて。
 
 
前任校では、学習支援メインで保護者の生活支援に関してはノータッチでしたが、週2回、活動を行っていました。
 
支援員は大学生。
対象は中学生。
 
教員は何かあった時にサポートするとか、顔合わせなどの場を作ることがメインでした。
 
 
私も学習塾の教室長をしていましたので、「自分」が教えたい気持ちもないわけではない。
 
でも大学生を見ていると、
教科に関する深い知識よりも生徒に寄り添いながら、じっくり関わってくれる「ナナメの関係」ができていて、中学生も凄く楽しそうでした。
関係性や繋がりで人って変われる。
 

ここは、学習塾ではない。
身近なロールモデルとして大学生が参画することの意義について考えさせられました。
「高校進学するか、しないか」を考えていた生徒が「大学まで行ってみたい」と感じて勉強のモチベーションになるかもしれない。
アルバイトの大変さなど、大学生の愚痴に触れながら、近い将来のことを想像できるかもしれない。

 
実践報告などをすると、
「地域の人たちに支援員をやってもらうとか、社会資源を有効活用したほうが良いのでは?」という声もいただきましたが、大学生だけが担うことの意義もあるなと感じています。
 
中学生はもちろん、大学生にとっても。
 
この辺りを絞って最初は文研研究。
その後に質問紙調査やインタビュー調査をしたいと考えています。
 

その前に・・・私には研究日がないので、外に出る方法も考えなければ(笑)
 
本日は以上です。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました☆

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