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尋ねにくいことを訊く時に使う言葉「失礼ですけど~」

もうタイトルで完結しているのですが、地域包括支援センター時代から使っている言葉です。
 
正確には、パクらせてもらったクッション言葉です。
 
高齢者に対して、今よりも要介護状態が重くなった時の対応、倒れた時や亡くなった時にどのように対応するかといった意向を尋ねることがあります。

ズバズバと訊いていくのも一つでしょうけど、やはり不快になるかもしれないという意識は持って関わりたい。
 
地域包括支援センターの新人職員時代、住宅改修の相談があったので、大手福祉用具業者の相談員と同行訪問する機会がありました。
 
同行訪問して、同業者の素晴らしい関わりを見ることができるのも地域包括支援センターの面白さかもしれません(アンテナ張ってないとスルーしちゃいますけど)。
 
 
で、その方がよく使ってたフレーズでした。
 
「失礼ですけど、例えば今よりも状態が悪くなった時に、左右両方に手すりがあると介助するスペースがなく、邪魔になるかもしれません」

みたいに使っていました。
どんなシチュエーションやねんと思うかもしれませんが、それだけ狭い家もあります。
 
これ使えるなと思い、多用するように。
 
(身寄りがない高齢者に対して)
「大変失礼な話をしますが、もし認知症になったら、誰かに金銭管理を誰かに任せたいとかありますか?」
 

(絶縁中の家族との連絡の際)
「失礼な話ですが、これだけは確認させてください。万が一、亡くなられた際は、家族に連絡取っていいですか?」
 
みたいな感じです。
 
使ってみるとわかりますが、
「私の将来のことを真剣に考えてくれた。言いにくいことを言ってくれた」
と感じていただけることが多かったです。
 
「全然失礼なことじゃないよ。考えてくれてありがとう」
的な反応ですね。

 
アセスメントする際も、
「お尋ねする中には、大変失礼なことを言うかもしません」
と予め伝えておくのも、質問の敷居を下げられますね。
 
ちょっと常識的な話ですが、要所にクッション言葉を挟むことで、人との信頼関係を築くことに繋がっていきますので、手間を惜しみたくないですね。
 
本日は以上です。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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