あの日から10年。
あの日から、10年。あっという間だった気がします。
今日という日は、あの日を思い出さずにはいられません。
毎年、この日は、あの日を振り返らざるをえません。
↑カバー写真は、去年に再度訪れた、宮城県石巻市の鹿島御児神社です。
直接被災地を訪れたくて、何度か行っています。
2011年。
2013年。
記事にはしてませんが、2019年にも訪れています。
それと、去年2020年ですね。今年もまた行こうと思っています。
生き方を考え直すきっかけとなった日。
2009年5月に父親が58歳で、がんで亡くなり、
当時、いつ死ぬかわからない、やりたいことをやって生きようと決意して、
前職の職場関係で悩み、鬱で病んでいる中、独立を決めました。
当時はすげぇネガティブでしたが、
無理矢理ポジティブを演じ続けていた気がします。
その後、独立はうまくいき、初年度を終えようとしていた時。
父の死から約2年後に、この大震災。
この2つの出来事は、
まさに、人生観、死生観が変わるきっかけになりました。
間違いなく、人生のターニングポイントとなった日です。
こんな大震災の中、自分は生きている、生かされている。
であれば、この命を活かしていくしかない。
いつ死ぬか分からない。
やりたくないことやってる場合じゃない。
いつ死んでもいいように、後悔はしないように、
やりたいことをやり切って生きてやろうと。
この命、与えられた命、生かされた命、使い切ってやろうと。
活かし切ってやろうと。自分の使命を全うしようと。
生きたくても生きれない人がいるのに、
生きている奴が、生きないなんて、犠牲になった方々に対して失礼だ。
生き切る。自分の力でできることで、
世のため人のために貢献していく。
誰かのためになること、世の中のためになることを必死でやる。
自分にできることなんて大したことはないかもしれない。
でも、自分にしかできないことがあるはず。
一燈照隅。万燈照国。
一つの灯火を掲げて一隅を照らす。
そうした誠心誠意の歩みを続けると、いつか必ず共鳴する人が現れてくる。
一灯は二灯となり三灯となり、いつしか万灯となって国をほのかに照らすようになる。
だからまず自分から始めなければいけない。
そのためには自分自身が明りにならなければいけない。
それは手燭を持つことではない。
そんなものは吹き消されたらそれっきり真っ暗になってしまう。
そうではなく、自分自身が発光体になるのだ。
(安岡正篤)
これは、私が心に深く刻んでいる言葉です。
私という存在が、私の火が、誰か1人でも明るく照らすことができるのならば、もし、誰かの何かのきっかけに少しでもなるのならば、これに勝る喜びはありません。
一隅を照らす人が増えれば、いつか全体が照らされて明るくなっていく。
日本は良くなっていく。そう信じて。
こうやって書きながら、また想いを強くしています。
移住という選択
あの時、仕事が激減したことをきっかけに、
根本からビジネスモデルを考え直しました。
箱を構えるリスク、当時のパーソナルトレーナーの成功モデルは
自分のジムを構えることでしたが、根本から見直しました。
いつ何があっても身一つで生きていけること、
リスク分散し、収入の柱を増やしていくことを考えました。
また、放射能汚染を考えた時に、移住を考えましたが、
独立1年目ではそれはできなかった。
1年早くても遅くてもできなかったでしょう。
この10年で色々なことがありましたが、
今現在は当時決めたような生き方や働き方できているように思います。
↑詳しくは、こちらに書いてあります。
とにかくあの日。色んなことを考えた日。10年前の今日。
あの日は絶対に忘れられないし、これからも忘れない。
だから、毎年感じたことを記録につけています。
これは、毎年続けていくし、被災地にも毎年行きたいと思っています。
生き方を考える日。
あの日犠牲になった人たちがいて、今の私たちがいます。
生きたくても生きれなかった人たちがいます。
私たちは生きている。生かされている。
この命の火を無駄遣いしてはいけない。
生きたくても生きれなかった人を前に、
胸を張って、生きているよ!と言えますか?
今も昔も、世の中色々問題だらけです。
でも、今この瞬間を生きている我々は
、未来を見据えて、あの日に起きた事、感じたことを忘れずに、
命ある限り自分のやれることを、やるべきことを
一生懸命生きていくべきではないかと。
少なくとも、それが残された我々の使命とも言えるのではないかと。
そう思います。
後ろを向いていたら前には進めない。
でも、たまには後ろを振り返って過去を振り返る。
そして、今生きていることの有り難みを知る。
今この瞬間があることに感謝。
ただ生きていることの有り難さ。
ありがとうございます。
おかげさまです。
2021年3月11日。今日というこの日に。
震災で亡くなられた方のご冥福をお祈り致します。
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