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真鶴に引越し

「引越し先、真鶴もいいよね」

今思えば、初めて真鶴移住を考えたのは、2020年9月の休暇中に熱海から真鶴に行く電車の中。
この時はまさか本当に引越すことになるなんて、思ってもいませんでしたが…(笑)。

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真鶴への引越しを決めるまで

熱海や伊東で過ごした休暇の最後に真鶴に一泊だけ立ち寄ったのは、真鶴出版さんに泊まりたかったから。自由が丘の大好きな本屋「REWIND」さんにおすすめしてもらった「小さな泊まれる出版社」を読んで、いつか行きたいと思っていました。

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真鶴出版は、移住してきた夫婦が営む出版社と宿。街歩きを一緒にしてもらって、歴史や街、人についてお話をしてもらったり、街の人を紹介してもらったりしました。真鶴には何度か来たことがあったけれど、生活の様子を垣間見るのは初めてでした。

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角打ちができるお酒屋さんがあると聞き、その夜に早速飲みに行きました。ここでの経験が忘れられない。実は真鶴駅に降り立った瞬間から直感的にこの街へのご縁を感じていたのだけど、このお酒屋さんでの夜があって「ここに住みたい」という気持ちが固まったのでした。
街の人々が集い、飲み、笑い、歌い、踊り、老若男女も関係なく仲間に入れてもらえて友だちになれる。互いに干渉しすぎない距離感でありながらも、オープンで温かい雰囲気…。
宿に帰ったあとも、2人してしばらく寝付けないくらい、夢のような1日だったのです。「興奮で寝付けない」って本当にあるんだ、と知った夜でした(笑)。

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そこからはもう速かった。次の日の朝には真鶴出版のお二人に「この街に引越したいです!」と相談し、翌月には1週間ワーケーションをしながら物件探し。街で知り合った方々に相談させてもらったり、不動産に行ったり…あれよあれよという間に、1週間で引越し先が決まりました。理想的なおうちだったので一層嬉しい。

滞在中は会う人会う人に「おうち見つかった?」と声をかけてもらったり、引越す前からみなさん優しくて、本当にありがたかったです。この温かさに惹かれてこの街に決めたんだなあ、と改めて思いました。住む前から知り合いがたくさんいるのも安心。

そして、明日がお引越しの日です。

真鶴とのつながり

コロナは移住の後押しにはなったけれど、我が家はコロナの前から基本的にリモートワークだったので、元々住むところに縛りはありませんでした。2年前には数ヶ月フランスから働いて、複数拠点が成り立つのかの実験をしてみたり。

だから「ずっと東京にいることはないよね」と話していたものの、「じゃあどこなの?」となると答えは持っていませんでした。2020年もフランスや他の国で数ヶ月暮らす予定でしたが、コロナの影響で身動きができず…。そんなときに久しぶりに立ち寄ったのが真鶴だったのです。

実はびび(パートナー)の真鶴との縁は意外に長いんです。8年前に母国フランスにいたびびは、川上弘美さんの小説「真鶴」をフランス語で読み、元々興味があった日本に来る決心をしたそう。まさかその地に住むとは思っていなかったと思うけど、なにかご縁があるようで嬉しいです。

真鶴での生活は、今はまだ私たちにとっては「非日常」です。これが「日常」になったとき、自分の心にどんな変化があるのか…それを感じていくのも楽しみです!
新しい生活の様子は、Twitterやnoteでちょこちょこ更新していきます!

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