珍しく日本語訳のペ・ドゥナの「静かなる海」に関するインタビュー記事。昨日読んで、私もちょっと嬉しかった。
わたしもnoteに感想を書きましたが、「SFなのに人間の感情のドラマ前面押しになっているところがよかった」って、
彼女も嬉しい評価として捉えていたんですね。
よし、だいぶ理解できるようになってきた私。www
これがペドゥナの作品選びの基本的な考え方のようですね。そして真面目でよく考える賢い人ですよね。
インタビューはいつもこんな感じ。
モデルの仕事や体を使い演じることを得意とするタイプで、直感的な感性を持つ女優にしてはよく語る人だなぁ。
女優である前に「働く女性」的な人なのかもしれません。
ペ・ドゥナの仕事を見た後は、ほぼ毎回「私も仕事を頑張ろう」と思うんですよね。
ペ・ドゥナは、同年代の人が経験するよりはるかに大きな経験と「私が描かなければならないんだ」という重い責任、強迫観念を課せられて生きてきた人です。
「クラウド・アトラス」では本当に苦労したんですね。
そのあと世界中で撮影した「センス8」も大変だったと思いますが、それらの経験を経て、「軽くなった」という感覚は分かる気がしました。
人は困難に直面して苦しんで乗り越えられたら、次の機会には意外と軽く乗り越えられる余裕が出てくるものです。
唐突に自分の話ですが、
わたしはこの春、数年前から取り組んでいる新しい立上げの仕事を控えていています。それなりに大変な仕事の日々。現場での大きな仕事は年齢的に最後かもしれません。
私も、今のタイミングだからそう思えるのか?
大好きな「秘密の森」のヨジンが「有能さからくる余裕と温かさを持つキャラクター」であることが、実感としてよくわかる。
「このチームの中で私が一番よく発揮できる仕事はなに?」と考えるように成長できて来たら、自分でも嬉しいものです。
ジアンとホンダクのコンビがよかった。
24時間以内にミッションを果たす信頼感でつながっている2人のべたべたしていない関係が心地よかった。
キム・ソニョン、今まで数々見たおばちゃん役のべたべた感もいいのですが、今回はさらっとしていて、不思議な人でした。PR動画もほぼ全部見ていますが(笑)、面白くて優しい人なんだ~と思いました。
「たくさん頼りました」といえる女性の先輩がいてくれたのも、プレッシャー大であったろうペ・ドゥナにとって良かったですね。
最近の作品では、「秘密の森2」のチェ・ビッ(チョン・ヘジン)ぐらいでしょうか?先輩に甘えられるの。
チェ・ビッ尊敬していて甘えるヨジンは可愛かったです。
女性だけが残った、というのは驚きましたが不思議ではない。全体的には弱くても、細部に宿る強さと優しさと「つながり力」は女性ならでは。どんな仕事でもそうです。
声高なフェミニズムではなく、結果的にさりげなく女性だけを残したところ、面白いです。
ルナ役のシアちゃん。「虐待の証明」「キングダム アシンの物語」など、結構ハードな役をこなしていました。大丈夫なの~と心配しますが…ただただ、たくましいです。