「グエムル -漢江の怪物-」ペ・ドゥナ映画にハズレ無しって本当？

ペ・ドゥナが出演する映画について3本目のコラムです。お気づきかもしれませんが、わたしはドラマ「秘密の森」で韓国の女優ペ・ドゥナが大好きになり、3か月かけて日本で視聴可能なペ・ドゥナ作品を見続けています。現在26本見終えておりゴール間近の段階。作品情報やレビューなどで「ペ・ドゥナの作品はハズレがない」という意見をよく見かけます。「それって本当？ファンのひいき目？本当ならなぜ？」それなことを考えながら見続けています。

「グエムル-漢江の怪物-」ハズレじゃなかった！

面白い！モンスターパニックというだけじゃなく、社会風刺あり（こちらは反米、格差など）、シリアスで涙あり、クスッと笑いあり。モンスターはかなり怖くて動きも早い、見終わってからもしばらく生臭い感じが体にまとわりついたような…モンスターのウィルス？に感染の恐れがあって病院に隔離されて酷い仕打ちを受ける家族のところなど、コロナの今どこかで起きていること？かと思えるほど。ちなみに2006年製作。

最後までジャージ姿（ちょっとざんねん）

ペ・ドゥナ的にはお得意の2.5枚目（今回は2枚目に近い）なところも押さえつつ、やはりお得意の体育会系の役（ほんと多い）で、このたびはアーチェリーの選手です。最初から最後までジャージ姿で、ポン・ジュノ監督にまた走らされていました。この映画ではモンスターも人間もみんな走っていますけど。

安定のソン・ガンホ先輩との共演

ペ・ドゥナとソン・ガンホの共演映画は「グエムル」のほかに「復習者に憐れみを」「麻薬王」があります。関係性はどれも違ってどれも安定の面白さなのですが、「グエムル」では兄妹ということで遠慮ない掛け合いが面白い。2人とも緩くて一本抜けてるのに気持ちが熱いところがいい味。
是枝監督の次回作でも4度目の共演するんですよね～。すご〜く楽しみ…

願わくは、ポン・ジュノ作品にまた出演して欲しい！