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筋トレ200: 筋トレを一通りやってみた人へ「それってホントですか?」「これって知っていました?」の電子書籍データ公開


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はじめに 

 
 
「仮説に対する反証のないところに、科学の発展はない」
― 村上春樹著『海辺のカフカ』より
 
 
筋トレ初心者にはガイドが必要です。
 
筋肉を大きくするために、あるいは脂肪を燃やすために、するべきこと、すべきではないこと。筋トレの種目、フォーム、負荷、回数、頻度、休息、そして栄養補給について。一通りの知識がなければ、ジムに行っても何から始めるとよいのか分からないでしょう。
 
そうしたニーズに応えるために、筋トレについての情報は世間に溢れています。書籍、雑誌、インターネットなど、筋トレの基礎知識を分かりやすく紹介するメディアには事欠きません。
 
前著『筋トレ101: 筋トレ初心者の基礎知識』もそのひとつです。「これだけ知っておけば大丈夫」、「だけど今さら人に聞けない」、そんな筋トレに関する基礎知識を分かりやすく説明したものです。
 
本書はその続きとなるものですが、前回とは少し異なる読者像を想定しています。
 
筋トレは一通りやってみて、大体のことは知っている。そんな人たちに「それってホントですか?」とか「これ、知っていました?」と問いかける話題を選びました。
 
筋トレに限った話ではありませんが、世の中には、「常識」や「通説」とされていたものが実は間違っていた、という事例が数多くあります。
 
たとえば,「運動中に水を飲んではいけない」という説が真面目に信じられていた時期もありました。多分、その頃には「科学的な証拠」もあったのでしょう。
 
筋トレに関しても、同じことが起きている可能性があるのではないでしょうか。どのような説であれ、絶対の真理だと信じ込むのは危険です。
 
本書では、これまで通説となっていたが、最新の研究では否定された、そんな事例を数多く紹介しています。ちなみに、筋トレに関する日本語の論文は圧倒的に少なく、英語の文献がほとんどです。
 
もちろん、そうした新説のなかには、やっぱり間違っていたと後に証明されるようなものも混じっているかもしれません。それでも、こんな説もあるんだよ、と知っておくことは決して無駄ではないはずです。
 
大切なことは、いつも心の中に「?」マークを絶やさないことだと、私は考えています。

 

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