子供の主体性を育てる「シン・読み聞かせ術」※補足
※この記事は
子供の主体性を育てる「シン・読み聞かせ術」
の補足となります。
ご注意ください。※
補足① 質問のレベルを上げていく
子供への読み聞かせを通して読解力、分析力が付いてきていることを感じられたら次は、質問のレベルを徐々に上げていくことをおすすめする
ではおおまかな段階を説明していこう
まず0〜3歳頃は様々な絵本に触れ、言葉の知識や語彙力の増加に注視した質問を投げかけてみよう
ものを指定した質問(これは何色?このページに何がある?など)
回答の繰り返し
回答の拡張
次に4〜6歳頃になるにつれて、徐々に子供が主体的に考えられる質問に移行していくとよい
登場人物の気持ちを問う
子供の回答に対してなぜかと問う
など答えのない質問を投げかけてみよう
その時の注意点としては、親の考えた答えも必ず与えてあげることが必要だ
子供に自分以外にもたくさんの価値観があることを教えてあげよう
補足② 物語を予測させる
絵本は基本的に繰り返し楽しむようにできており、子供も何度も読んでとお願いしてくるだろう
その際に、次のページを開く前に子供へ物語の展開を聞いてみるとよい
そうすることで子供は絵本のストーリーを頭で構築する練習となり、ものごとを分かりやすく説明する力も育ててあげることができる
もちろんそこで全く違うストーリーを考えてることで創造力を養う練習にもなる
繰り返し読む絵本はその都度違う楽しみ方を子供に教えてあげよう
補足③ 小学校に入っても読み聞かせは続ける
日本の小学校教育では今もなお、主体性を育てる教育方針をとる学校少ないといえる
そのためだいたいの家庭では小学校に入る頃読み聞かせをやめてしまうが、本のレベルを上げて一緒に本を読む習慣をつけておくことも重要だ
アメリカではハリーポッターのような難しい本を毎日少しずつ親子で対話しながら読み進めるなどして読み聞かせを続ける家庭も多く存在する
この「読み聞かせ」の強みは質問や本を変えることで、その子に合った形の教育に変化させることができる
そしてそれを見極めるのは親の仕事であり、「どれだけ子供のことをよく見ることができているか」が非常に重要となっていくだろう
これからの時代は、パパとママが協力してこういった習慣を続けることで将来の子供に主体性や読解力、分析力などの目に見えない大きな財産を子供に残すことができるのである
さぁ!読み聞かせを通して子供の成長を確認してみよう
●参考文献●
「ハーバードで学んだ 最高の読み聞かせ」
著者 加藤映子 かんき出版
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