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良い言葉は、良い思考をつくる
「良い言葉は、良い思考をつくる」
私が好きな、読書術を紹介している方の言葉です。
この一文で、私が本を読む理由が分かりました。
まともに生きれなかった時に、周りに頼れる人がいなかった。
だから、何かを求めて必死に言葉を探しました。
言葉は私のお守りであり、思考の軸です。
本には、自分の知らない言葉や思考が溢れています。
良い言葉にできるだけ多く知りたい、知らなかった良い思考や価値観に触れて、
自分自身の行動を改善したり、心を豊かにしたいです。
だから、私は本を読むことが大好きです。
夏休みの宿題に”読書感想文”ってよくありましたよね。
夏休み最終日に無理やり終わらせていた人もいるかも知れませんが…笑
思い返してみれば私は大の得意分野で、ほぼ毎年のように「金色のよくできましたシール」を貼ってもらえる3名に選ばれていたり、全国読書感想文コンクールなるものに推薦されたこともありました。
確か実家の私の部屋に置いてあるだろうなと思い、年末に帰省した際に発掘してきました。
全国読書感想文コンクールに入選したのは小学4年生の時でした。
テーマにしたのは「あっちこっちサバンナ 」という作品です。
なぜこの本を選んだのか全く覚えていませんが、小学4年生の私なら表紙のかわいさに惹かれた程度だろうなと思います。笑
私が当時書いた感想文を書き起こして、ここに残しておきます。
時間がある方だけ読んでみてください。
「あっちこっちサバンナ」を読んで
サバンナには、強い動物がいっぱい。その中でも弱い主人公シンメルポー少年。さらになまけものでおっちょこちょい。だから、みんなにおいていかれて、まいごになってしまいました。しかたがないので、ぼうけんをすることになりました。それがきっかけでだれも知らなかったほんとうの心に少年は、きがつきます。
まず私は勇気について書きたいと思います。この本を読んで私が思った勇気とは、自分より強いと分かっていても、戦いにちょう戦する勇気です。でも少年だって最初から強い心を持っていたわけではありませでした。ただ、一つだけ少年のいいところがありました。それは、強い相手に負けない勇気です。その勇気が少年をかえました。
勇気、それはとてすごいことだと思います。私は、はじめ、勇気ってどういうものなのかよくわかりませんでした。でもこの本を読んで勇気って、自分より強い相手でも、仲間にみとめてもらうために最後まで戦う強い心だとわかりました。少年はだれよりも、何倍も強い心を持っていました。
私はこんな経験があります。転校してきたばかりの時は不安がありました。初めての相手から話しかけられた時は、やっと話ができてうれしかったです。ひとりはさびしいです。
次に私は、幸せについて書きたいと思います。この本を読んで私が思った幸せとは、自分の望んでいた生活が幸せなんだということです。この本の少年は、最後長老になります。それを読んで私はこう思いました。今まで少年は冒険で色んな動物と戦って苦しんできたけど、最後にはおたがいにわかり合って、すごい幸せを手に入れたと思うのです。ひとりで戦ってきた相手と気持ちをわかり合うことができて幸せだと思います。
私は今まで幸せとは、なんでも手に入ったり、家があるというのが幸せだと思っていました。でも世界には、ご飯も食べられない戦争をしている国があります。おたがいに分かり合って、心がひとつになるといいなと思います。
この本を読んで私は、気持ちや考えなどが変わりました。私を一番かえたのは勇気です。でも、私も人に負けたくないという気持ちは、少年と同じです。少年は、こんなすごい勇気を出したので、私もがんばりたいと思います。
深い話題について小学生なりの経験談を添えて、最大限に考えて書いたんだなと思いました。笑
この本は当時の私のお守りだったのかも知れません。
それから時が経ち27歳の今、
小説、自己啓発、ビジネス本と多くのジャンルに手を伸ばすようになって
私のお守りは取捨選択を繰り返しながら、着実に数を増やしてきました。
今回は2作品紹介したいと思います。
ひとつめは、「夢をかなえるゾウ 」です。
有名な作品なので、すでに知っている方も多いと思いますが、社会人1年目で苦悩した私には刺さりまくりでした。
読んでいて楽しいので、あまり力を入れず読み進められる作品です。
ドラマ化もされていましたよね!
本が苦手でも読めた!というレビューも多いので、苦手意識があっても読んでみたいという方におすすめです。
シンプルで分かりやすい人生の教えを得ることができました。
4年前に読んだ作品ですが、時間を空けて改めて読んでみたいと思える作品です。
人として、根本で大切にしたいことはなんだったか、と思ったらぜひ手に取ってみてください。
ふたつめは「本日は、お日柄もよく 」です。
私が好きな小説家を挙げるなら原田マハさんと答えるのですが、
その中でも一番お気に入りの作品です。
”言葉”の面白さ、美しさ、優しさ、力強さを知りました。
冒頭の結婚披露宴でのスピーチや友人の選挙集会でのスピーチ。
本作のあらゆるところに散りばめられた言葉の数々に、心が打たれました。
同時に、原田マハさんの紡ぐ言葉の魅力に引き込まれました。
私が何かを言語化する時の、ロールモデルのような存在でもあります。
興味のある方はぜひ読んでみてください。
原田マハさんで言うと、他にもお気に入り作品がいくつかあるので載せておきます⇩
「生きるぼくら 」
「星がひとつほしいとの祈り」
「たゆたえども沈まず」
皆さんのお守りにもなりますように。
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