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山の風景

2024.2.29
閏年。忙しくて寝落ち。

この時期くらいから来客対応が増える。
エネルギーを要する。大学をはじめ、企業、業者…アポイントメントあり、なし、両方くる。
どこの業界も大変で、楽な仕事はひとつもないし、生活するという現実側面は、そういうことなのかもなあ…と思う。

人と会うのはエネルギーが要る。
話すひとの言いたいことを集中して聴くから。
話すより聴くの方が圧倒的に。

春は進路の話をすることが多い。
近頃は、山の話をする。
人生に山はひとつではない。

定年まで同じ会社に勤めることや同じ仕事を続けるという選択以外にも、仕事を組み合わせたり、介護や育児等身巡りの状況に合わせた働き方があることも含めて、一つ目の山をどう登るかという話を考える。去年の話のリバイバルにならず、かつ、有益な話をしたい。

個人的には、楽しくご飯を食べて健康第一で暮らせれば良いよ…という気持ちなのだけど、そうストレートに言うわけにもいかないので、真面目に山の話などをしたりする。

まあ、自分の力を引き出すということでは勉強することも遊ぶこともやってみるに越したことないで、と、わかってもらうことが役目。

山登りの前の集合場所にいるような人たちに山の話をするようなもんだな…進路の話は。楽しみな人もいれば、不安な人もいる。そういうのはどの時代にも共通する。集合場所で不安だった人の部類にいたのでわかる。

資格とってワーホリに行くも良し。
転職しつつステップアップするも良し。
海外で楽しく暮らすも良し。
もちろんひとつのとこにずっと勤めるも良し。

私のようにまさか仕事が人生でいちばん続いているとは驚き、という人もいる。異動すると職場環境が盛大に異なるから、転職の感覚に近いようなもので、飽きないのもある。そういうことは10代ではわからないことで、なるほど歩き続けるとこういうことになるのか、と思ったりもする。

しごと、はじめに担当したひとたちが三十路前後なので、海外組の様子をSNSで見ると良いなぁと思う。

いかに山の風景を見ながら登れるか、なのかもしれないなあ…とも思う。

山といえば、版画の先生が某役者さんの山歩きのエッセイ本の表紙を手がけられたので、それも読んでみたい。

【今日の一首】
リュックサック背負つて駅で待つときの空が青くて泣きさうだつた