へちゃ

いつか紙で詩集を出したいな 人形 笑いを忘れた僕は/耳を殺ぎ落とし/月齢と一緒に満ち…

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いつか紙で詩集を出したいな 人形 笑いを忘れた僕は/耳を殺ぎ落とし/月齢と一緒に満ち欠けする耳をつけ/顔の皮膚の下は/水色に蛍光する仮面のような/のっぺらぼう/壊れると/前に倒れ/臓物 おもちゃの積み木/をぶちまけ/壊れた機械人形/月の満ち欠けを一日でみせるアトラクション

マガジン

  • 沖縄で詩を書いてます

    沖縄暑くなってきました。電気代がはねあがるよ

最近の記事

【詩】Knife

Knife 自分のかまを掘れ 錆びたナイフで綴られた詩 ガルバナイズされた 本流の獲物を持つものを羨み 法定速度の60km/hオーバーで 電子妖精と仲良くなる ソニックブームが作り出す空白に 詩をねじ込み 錆びたナイフの刃の上を歩き続けた

    • クジラのお茶会

      昔、書いた詩の続編です。ただてっきりくじらが主人公だと思っていたのですが、いるかでした。一応、そのままでも何とかなりますので、気の向いた方は、読んでみて下さいね https://note.com/gogoyubari39/n/ncb110b18cf92 クジラのお茶会 くじらのお茶会に招待された少年 お土産を迷った末に お魚クッキーを持っていくことにした 気に入ってくれるかどきどきだ まだ働いていないのでそれが精一杯だったのだ お茶会が開催されるのは 月と地球のラグラン

      • 【詩】月といるかとお話ししたよ♪

        月といるかとお話ししたよ♪ 昼でも夜でもなくて 青の支配する時 月といるかが話してる 僕は16km先から彼らの話しを聞いていたんだ よせては返す波の音 満天の星の下 夜の領域から こっそりと 闇にまぎれて ”最近、どう?” いるかが月にたずねました. ”僕の魔力が失われたと、人間だけがおもってるけど、そんなの間違いさ。人間達が耳を澄ますことを忘れただけだよ。昔はそんなじゃなかったのに、どうしたんだろう?” 月は、いるかに答えました いるかも月に言いました ”僕らも一生

        • 【詩】2と1の間

          某詩誌に落ちたので、ここに供養します 2と1の間 摩天楼を垂直に見下ろして 恐怖と拮抗し そこからDIVEする 地上の侘しい光り達の為 10秒間の説教を 幸せの定義が 0と1で決まってる このしみったれた世界に ガムくっつけて スプレイで落書きして 未来のいつかに 世界を蹴飛ばした 世界の何もかもを 精一杯の力で 2と1の間にある3と4は 0と1の間の僕のロジック 0と1は量子ビットに変換され 未来の方向は 虹の無限のスペクトル 印象派の水の揺らぎ 薔薇のシルクの交

        【詩】Knife

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        • 沖縄で詩を書いてます
          9本

        記事

          【詩】730

          ハイサイゴーゴー アメリカ式から日本式へ ポーク卵食べて元気つけて おじーが思い出す うーまくーの頃の セレストブルーの空 今でもオリオンビールの 三ツ星見ると思い出す くじらねこ おはよー スマイル 魅力満点 シーサーも笑ってる ピカピカ

          【詩】730

          【詩】傷

          傷 体の傷はすぐ癒えるのに 心の傷はなかなかふさがらない 何度、朝の光を疎ましく思ったことか 未来、何て無いと思ってた なんとなく二十歳で死ぬと思ってた 夕焼けの安堵が胸に染みて 歌を歌ったんだ心の中で

          【詩】傷

          【詩】2024-03-09~2024-03-11良さげなの抜粋「サイダー」「ニライカナイ」「沈むオリオン座」・・・

          ドラムロール アルカホリック スマイル シンドローム 深海からの使者 ドラムロール 内なる眼で我を通過させる 正夢の正夢 幻の幻 生と死の狭間 生きとし者 死せるもの 透過に通過せしり サイダー フレーズを書いて 消して消して めげずに書いて また消して タイトルだけの詩も あっていいだろう 既にあるかもしれない お風呂に入った後の思考回路で すっきりしたサイダーのような 詩をいつか書きたい ニライカナイ★1 空の青と海の青 空の方が濃い島で 僕と君 恋に落ちた

          【詩】2024-03-09~2024-03-11良さげなの抜粋「サイダー」「ニライカナイ」「沈むオリオン座」・・・

          有機交流電流

          有機交流電流の 記憶のない海 水中から見た 乱反射する水面 ルルイエから進行してきた タコとイカの 巨大なキメラは 喜びの波動を出して それを見つめる まずは手漕ぎボート 次に島間連絡船 次は君の乗る 豪華クルーズ船だ

          有機交流電流

          パルス

          確かめる信号 脳のパルス a10神経からドーパミンが出て 僕はまったりしている 紅茶のせいだろうか 詩を書いているからか 黄泉に片足を突っ込んでいるからか P90の連射で逝きたい 生きたい 活きたい 行きたい 青い箱庭で 箱根療法をするんだ 脳内物質がちょっと 過剰に出てるのでね

          【詩】シャーベット

          微温度で固まる空から 橙色を抜いて 青と緑のシャーベットにしてかじったんだ 青林檎と葡萄の味がメイン 虹の香りのアクセントと 白い雲のミルク味も効いてる 皆にも別けてあげたいな 空を こんなにもでっかいのだ シャーベットを削りながら 空中砕氷船が進む お客は喉が乾くと 持ってるスプーンで 窓の外をさくさく流れる氷を 掬って食べることができるのだ きーん 頭いた シャーベットの神の罰が 当たったに違いない

          【詩】シャーベット

          【短歌】【8首】

          数値下げほっと安心採血の痛み和らぐうららか日和 月虹(げっこう)が月の周りを囲んでるまぼろしおぼろお迎えの使者 大輪の一時の花火打ち上がる ぱっと消え入り頬染める間なし VTuber憧れ汽車で東京へ家でも出来るとコメント流れ ぽかぽかと陽射し差し込むイートイン カフェラテ飲んであの人を待つ 二次元のたくさんの嫁 来世にて必ず会える 八桁お布施 ビールとねハッシュポテトの晩餐は侘しくもあり楽しくもあり 二次三次 一次と四次も有ってよい 一次は文字の萌恋の和歌

          【短歌】【8首】

          【五行歌】【5選】

          1. 夢の捨て場が何処にもない だからそのまま持っていよう 恋の捨て場が何処にもない だから秘かに胸に秘め 夢も恋も至って普通の処方箋であれば 2. 発行する空手形 白光するストロボ カトルスに誓って好きと叫ぶ イルカのエコーが届かない程遠く 叫んだらすっとするよ? 3. 昨日の歌は 明日に すっとんでいく 歌だった 限界突破の歌だった 4. 虹を描くプランを立てた ふたご座を撮影するプランを立てた 幸せになるプランを立てた ちょ!?どういうプラン? 君と結婚するプラン

          【五行歌】【5選】

          【詩】アンダーグラウンド【7行】

          恋のアンダーグラウンド 最高のクラウドファンディング 最後の言動 最初の行動 最中のあなた 恋のアンダーグラウンド 僕ら おそらく恋してる I know that… ズンズンズンズン

          【詩】アンダーグラウンド【7行】

          ちぇりこ。さんと青についてのコラボ物語風です

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          【詩】横波の音

          くるくる線対称に 菱形目玉二つ 横波の音 音 音 光のような 光のような 光のような 中心で打ち消しあって そこが女神の玉座 重さのある光に包まれて 瞼を閉じても 姿が焼き付く 僕は誘蛾灯の蛾 死は平等 この審判も平等 女神の目と口が 壮言に軽やかに 開かれるとき

          【詩】横波の音

          日常の些細な出来事

          冬 満員電車 曇る車窓に描いた 渦巻き模様 朝 台所から立ち上る 味噌汁の匂い 立ち上る湯気 休みの日 遊園地 子供達が愛しそうに 頬張るソフトクリ-ム あぁこの些細な幸せを僕は 50年後にも覚えているのだろうか? 僕がその頃もし死んでいたら 子供達は覚えているだろうか? 妻は時々は思い出し涙してくれるのか? 人は死して螺旋となるのです 記憶の螺旋 遺伝子の螺旋 生命の螺旋 だから僕は この些細な幸せを 忘れないようにしよう そして僕の嫌いな人のこと 電車の中で何

          日常の些細な出来事