【詩】シャーベット
微温度で固まる空から
橙色を抜いて
青と緑のシャーベットにしてかじったんだ
青林檎と葡萄の味がメイン
虹の香りのアクセントと
白い雲のミルク味も効いてる
皆にも別けてあげたいな
空を
こんなにもでっかいのだ
シャーベットを削りながら
空中砕氷船が進む
お客は喉が乾くと
持ってるスプーンで
窓の外をさくさく流れる氷を
掬って食べることができるのだ
きーん 頭いた
シャーベットの神の罰が
当たったに違いない
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