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子どもたちと味噌汁作りのススメ〜世界同時多発味噌

30日の今日は「みその日」。

毎月30日を「人類発酵の日」と称して、世界中で発酵食品を食べたり作ったりして、微生物たちと共生する世界を目指します。


子どもたちと料理をするということ


「子どもたちと遊んでほしい」

ありがたいことに、日本への帰国中に甥っ子や姪っ子を預けてもらえる機会が多くあります。

その時私は、料理をして一緒に食べることを提案します。

料理をして食事をするということは、生きていくための毎日の大切な営みです。
毎日ご家族が、仕事や自分の時間の合間を縫って、栄養のことを考えたり、お財布と相談したりしながら、当たり前のように料理をしています。

子どもたちと料理をするということは

自分で調理ができる能力を身につけさせるためだけではありません。

料理をするということは、

調理の仕方はもちろん、献立を考え、段取りを組むという力や、予算に合わせて買い物をするという力。買い物へ行けば、季節の野菜を知ることもできるし、何人かで料理をする場合は、役割分担も決めなければいけません。

食事の時刻に合わせて調理を開始しなければいけないし、食べられるものを作らないといけないので、大体の予想や起こりうる問題解決方法もその都度考えなければいけません。

何より、美味しくあってほしいものです。

料理の経験を重ねることで、味覚が鍛えられていくだろうし、味の予想や、調理や味付けの創意工夫ができるようになってくることでしょう。

料理は、知識だけでなく経験も大切です。

簡単な調理から始めて、買い物へも一緒に行ったり、食べたい献立はインターネットで一緒に検索したりなども楽しい活動になります。


子どもたちと料理をするということは

生きていくために必要な力を身につけることができる、素晴らしいコミュニケーションツールなのです。


お味噌汁作りのススメ

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子どもたちとの料理には、お味噌汁作りをお勧めします。

◎何でも具材として入れられる
◎調理が簡単
◎失敗することがほとんどない
◎旬の野菜を知ることができる
◎バリエーションが豊富
◎出汁から取れば、和食の基礎になる
◎発酵食品は栄養満点

それでも、具材を入れる順番を考えたり、野菜の切る大きさを考えたりなど、調理の基礎も学べます。

はじめての味噌汁作りだったみたいですが、きっとお母さんの料理している姿をよく見ているんでしょうね。

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味噌の入れ方をよく知っています。

特に私が何かを教えずとも、勝手に作っていました。
今はインターネットを利用すれば、情報は何でも手に入ります。
YouTubeや何やらで、よく観ているんでしょうね。

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味も任せました。
出来上がりは、薄いかなと思うくらいでしたが、出汁がよく効いていました。

子どもたちは濃いめの味を好みます。
この子たちは、薄めの味を「おいしい」と感じたようなので、きっとお母さんは、出汁の味を大切にした料理をしているんだろうなと思いました。

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小学校の教師をしていた時、
給食のトマトが食べられない児童が、生活の授業で自分が育てたトマトを「おいしい」と言って食べました。

自分が愛情をかけて育てたものは、きっとおいしいのだと思います。

料理も同じです。

そして、自分が作ったものを
誰かに「おいしい」なんて言われたら
どんな氣もちになるんでしょうね。

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