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SACデザイナートーーク!vol.2 ◯◯が上手な人は絵もうまそう?気になるイラスト事情!

Septeni Ad Creative(通称SAC/サック)には多くのデザイナーが在籍しています。そんなデザイナーたちが、様々なテーマで自由にトークを繰り広げるSACデザイナートーーク!

第二回のテーマは、個性溢れる「イラスト」

普段制作しているWeb広告の他に、趣味の延長でイラストを描くスキルを活かしているデザイナーがたくさんいます。
今回は3人のデザイナーからイラストにまつわる「知りたかった!」「あるある!」な内容をお送りいたします。ぜひご覧ください!

まずは自己紹介

「普段描いているイラスト」ついてもお話して頂けますか?

綿谷:静止画広告デザイナーの綿谷です。主にゲーム・漫画系の業種のデザイン制作をしています。

にがおえ

普段描くのは、線に適当に色をのせたような絵ですね。あと八頭身。(イラストの)下の小さいやつの方が多いかもしれないです。あとは少し動かしたりもしてます。よろしくお願いします。

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岡本:静止画広告デザイナーの岡本です。人材系業種のデザイン制作をしています。似顔絵は社内で使ってるアイコンです笑

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色々な絵を描きますが、女性向けの絵が得意かなと思います。よろしくお願いします。

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遠藤:動画広告デザイナーの遠藤です。似顔絵は自分の飼ってる猫とトカゲちゃんを描きました。

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業務では動画を作っていますが、趣味で絵を描いてます。普段は中性的な人物を描くことが多くて、あとは好きな漫画のキャラや二次創作が主です。よろしくお願いします。

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このくらいの時期から絵を描き始めました

みなさんはいつ頃から絵を描き始めたのですか?
本格的に勉強はしたのですか?

綿谷:覚えているのは小学校低学年くらい。ドラゴンボールや漫画のキャラをよく模写していました。大学で美術を学んでその後も漫画っぽい絵を描いていたので、もう2、30年くらいになりますね。

岡本:私は小さい頃から絵を描くのが好きで、小学生のときは漫画の模写をしていたんですが、だんだん「デザイン」にも興味を持ち始めて。絵を使ってデザインができないかと思って、得意な女性向けの絵の幅を広げたりしてました。

学校で勉強していたわけではなく独学ですか?

岡本:学校はデザインの勉強だったので、絵自体は独学が多かったですね。

遠藤:私も小さい頃から絵が好きで描いてたんですが、本格的に絵具を使って描き始めたのは、高校で美術部に入ってからです。
あとは中学生頃から漫画家を目指して漫画を描いていました。なのでアニメや漫画を学べる専門学校に進学して、描き方や背景を勉強してました。

実は全員、SNSで公開していた!?

みなさん、描いたイラストはどうされているのですか?
また頼まれたりもするのですか?

綿谷:頻度低めですがSNSとかにあげてます。SNS経由で依頼を受けたりとかも…

岡本:私もSNSにあげたり、知り合いに頼まれて描いたりですかね。結婚式のウェルカムボードやゲーム系の絵も描いたり、普段使い用の絵を描いたりモノを作ってプレゼントしたりもしてます。基本的に作ることが好きなので。

へー!すごい…!

遠藤:私はひっそり…今は気が向いた時に描いてSNSにアップしてるくらいですね。
最近はあまりしてないですけど、SACに入社する前はボーカロイド曲用のサムネを描いたりしてました。あとは自分でゲームを作って、立ち絵とか描いたりしてました。

えっ!?絵を描くためにゲームを作るところから…?

遠藤:ですね、目的は自分のイラストを生かすため、絵を描きたいからというのがあって。もともと乙女ゲームとか好きだったので、そういう系を描いたり。

私の好きな作家は・・・

イラストレーターやデザイナー、はたまた漫画家などの好きな作家を教えていただけますか?

綿谷:江口寿史さんと、ASIAN KUNG-FU GENERATIONのジャケットイラストをよく描かれている中村佑介さんが好きです。
絵全般が好きなので、Twitterとかで見かけた知らない人でも「すげぇな」って思うことあります。あとは鳥山明さんが好きですね。

岡本:私はミュシャが好きです。ずっと前から、こういう絵を描きたい、こういうデザインをしたいなって。可愛いイラストでいえばカナヘイさん、ちいかわを描いているナガノさんの絵も可愛くて見ています。

たしかに、岡本さんのイラストに近い雰囲気がありますね。

遠藤:私は乙女ゲームのイラストを描いていたカズキヨネさんという方が好きで、画集も買ったりしてました。
最近は、さいとうなおきさん。YouTubeでイラスト講座をたくさんアップされていて、それを見ると描く気力がわくというか…絵が描きたくなりますね。
好きな漫画家は、佐原ミズさん。昨日ちょうど新刊読んでて笑 あとすごく好きなのが、峰浪りょうさん。この方の絵も綺麗で好きなんですよね。

イラスト大好きデザイナーによるイラストーーク!

色々とお聞き致しましたが、ここからはフリートークで笑
お互いに聞いてみたいことはありますか?

遠藤:仕事でパソコンを使ってるので、私は休みの日に使う気力があんまりないんですけど笑、みなさんどれくらいの頻度で絵を描いてますか?

岡本:私は休みの日も結構描いてます。頼まれごとはもちろんやらなきゃいけないですけど笑、何かちょっと描こうかなと思ったときは描いてますね。

綿谷:僕はiPadで落書きする程度ですかね。

遠藤:時間が空いたら描く感じですか?

綿谷:そう〜…なんですけど…休日ってすぐ終わりますよね笑

一同:

岡本:私は逆に、仕事で描く頻度が減ってから休日に描くことが多くなったと思います。前は毎日仕事で描いていたので、休みの日は描きたくなかったのですが、今は逆なので描きたくって。

遠藤:岡本さんは何のツール使ってるんですか?

岡本:私はiPadを持ってなくて、デスクトップパソコンです。「SAI」というソフトをずっと使ってますね。テクスチャも入れられるので、デジタルだけどアナログで描いたような表現を模索して、そんなタッチで見える描き方をしてます。あとはイラストレーターであえてパスを強めにした絵とか描いてます。

遠藤:ふむふむ。

岡本:みなさんiPad持ってるんですね…笑
業務で手書き文字を描くときもマウスでやってて。
iPad良いなぁ…ほしいなぁ。

遠藤:私は勉強用に使うスペック低めのiPadですけど、絵描く分には申し分ないですよ。

岡本:周りから勧められるものに替えようとも思うんですけど、慣れたツールで描くのが一番手に合ってて、結局戻ってきちゃうんですよね笑

ちなみにiPadだと何のツール使ってるんですか?

綿谷:僕はクリスタ(CLIP STUDIO)ですね。iPadでフォトショ (Photoshop)も使えるんですけど、機能が制限されてるんです。
クリスタか、もしくはProcreateは落書きしやすいので使ってます。

確かに、クリスタはブラシが豊富だと聞いたことあります。

綿谷:そうですね、他のユーザーが作って公開しているものもあるので。

遠藤:なるほど。私もProcreateを使ってます。

みなさん「紙とペン」で描くことはあまりしないんですか?

遠藤:私はしないですね…。構図を考えるときにメモ帳に描くくらい。

岡本:前はアナログでも描いてましたけど、あえてデジタルの中でアナログっぽくみせることを追求してたので、全然描かなくなっちゃいましたね。たまに手癖みたいな感じで落書きとかはしますけど。

綿谷:下書きや線画は紙でやってた時期があるんですけど、捨てられなくて溜まって…保存に困るんですよね笑

一同:あぁ〜笑

綿谷:スキャンして保存すれば良いんですけど、本当に落書きやネタみたいなものは捨てられなくて…もうパソコンで完結させた方が場所取らないなって。削減してます笑

便利な世の中になったから…もう戻れないですね…笑

綿谷:でも紙とペンの心地良さはあると思いますよ。

一同:うんうん。(共感)

ちなみにイラスト描く人から見て、この人絵得意そうって感じるポイントとかあるんですか?筆圧とか文字とか?

遠藤:考えたことなかった笑

綿谷:筆圧薄い人は絵描いてるかも?アナログだと紙を傷つけないように下書きを描くので…。あと鉛筆寝かせてる人は絵うまいんじゃないですかね?

デッサンっぽいってことですか?

綿谷:そうです。まぁそんな風に字書く人はいないと思いますけど笑
でも、字綺麗な人は絵もうまそうって思いますね。

遠藤:確かに。

綿谷:字綺麗な人って、隣同士の文字の大きさを揃えるのが得意だと思うので、レイアウトや線を引くのがうまいのかもしれないですね。

岡本:デザインと絵はまた少し違うので、雰囲気だけで捉えるのは難しいですけど…でもタイポグラフィの作り込みが上手な人は絵も上手かも?と感じることはありますね。

想像の域ですよね笑
みなさん絵を描く時にどこで行き詰まるとかはありますか?

遠藤:私は動きがあるものとかポーズが苦手で。いつも棒立ちや顔アップばかり描いちゃいます。

岡本:デフォルメするときに、どこを簡略化して見せるかは悩んだりします。アイディア出しや構図を決める際に苦戦してる感じですね。

綿谷:全般なんですよね…ポーズも調べて描くし、色も乗せながらじゃないとわからなくて。で、最後まとまってないな…みたいな笑

絵がうまい人も悩むんだなって、ちょっと安心しました笑

遠藤:模写は得意なんですけど、やっぱり1から生み出すのは難しいですよね。

一同:うんうん。

あ、どこから描き始めるのがバランスが取れるとかあるんでしょうか?

遠藤:全体的なあたりをとって、顔の輪郭ですかね?

綿谷:顔だけ描くと体が崩れるんですよね、最初にあたりとった方がまとまりやすいです。

岡本:お二人とやり方が違うんですが、全体的な構図とあたりを決めた後に下書きでなぞって、上から描く感じですかね。ものによって考えながらやることもあれば、最初に決め打ちして最後に調整することもありますね。

遠藤:ラフ、下書き、線画を描いて色分けしてって感じですね。

なるほど。工程の中での楽しい瞬間ってどこですか?

岡本:アイディア出しが楽しいです。多少やりたくない工程があっても、最後うまく形になれば満足してテンション上がりますね。

遠藤:私は線画を描いて満足することが多いので…線画の作業が好きかなと思います。

綿谷:最後の小物を仕上げている時ですかね、ゴールが見えたな〜って感じで。で、完成したときが一番楽しいですね。
あと、みなさんどこで終わりにしてますか?依頼は納期がありますけど、自分で描くものって納期がないじゃないですか。

岡本:「ここまでで完成にしよう」みたいなところですかね。ずっと描き続けたり逆にやらなかったりするので、自分の中で締め切りを決めるか完成の状態を予め考える、という方法でやってますね。

遠藤:私はもう趣味なんで…全体的に色が乗ってればいいかなって感じです笑
落書きのラフでSNSとかにのせることもあって、あまり仕上げはしないかもしれないです。

綿谷さんはどうですか?

綿谷:気が乗らなくなったらそこがゴールになります笑 これ以上は無理だなって。他にも描きたいものありますしね。

描いてるときに限って違う絵とか描きたくなりますよね。

一同:うんうん。

…と、お喋りしていると時間が経つのはあっという間!
まだまだ話題がつきませんが、本日はここまで!

SACデザイナートークvol.2 「◯◯が上手な人は絵もうまそう?気になるイラスト事情!」
いかがだったでしょうか。
それではvol.3でまたお会いしましょう!さようなら〜!

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