見出し画像

カネを稼ぐ能力

既に語り尽くされた考え方だとは思うが、将来を嘱望された若者のため、もういちど改めておきたい。

狩猟時代、オスたちは食糧を得るために狩に出かけ、そして獲ってきた山の幸、海の幸をコミュニティ内の需要と供給のバランスをもって物々交換してきた。ただ、肉と魚と穀物を等価交換するという損得勘定でしばしば争いが生じ、解決の糸口としてそれらを一定のはかり(貨幣価値)に置き換えるという発想が生まれ、最終的にカネという概念が作られたという。つまり狩猟の能力=動物としての生命力=カネを稼ぐ能力…という構図である。

極論ではあるが、獲物を獲れなかったから仕方がない…では子供を含めた家族の餓死を意味する。人生カネが全てではないという考えもあるが、それは今夜の食材などなくていいと言っているに等しい。先人たちは生きるために狩猟の腕を磨き、工夫し、知恵を培ってきた。

若者たちよ、カネ儲けよりも大切なものがあるなどという考えは、もう少し歳をとってからでいい。今の君たちに必要なものは、おおいに悩み、生きるための知恵をつけ、知識を高め、モチベーションを維持することだ。そして、自分を高めるために努力しなさい。ありとあらゆることに興味を持ちカネを稼ぐ術を磨きなさい。真の意味で、自分が努力しないと誰も助けてはくれない。努力することが大切なんだよ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?