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甘えさせてくれ、泣かせてくれ。

9/12
桃が叩き売られていた。
暑いので洗濯物がよく乾く。
リュックの肩紐が肩に食い込んでつらい。

9/13
泡風呂を作ることとガーターベルトを留めること、下着のタグを切ることを生業としているのだが、今日はなんとハサミを忘れた。
タグ切り職人としての自覚の無さを恥じた。明日はハサミを忘れないように、と、リュックに詰めておいた。

私はリュックが好きだ。毎日背負っている。
先日、リュックが重たすぎて不安になったので計ったら10キロあった。
10キロといえば我が家の猫1.5匹分である。まあまあ重たい。
この夏、自転車で名古屋市内を移動していた。痩せちゃうかも、と怖くなったが、体ががっしりした。10キロを背負って自転車を漕いでいたら、そりゃ鍛わるだろう。体力がついて良かった。

そしてリュックを買い替えた。今まで気に入っていたリュックは、入れたいものを全部入れることができない。ひとまわり大きめのリュックを選んだ。
大きくなったからたくさん入るぞ!と嬉しくなっていっぱい詰めた。

9/14
体力的な無理は利くが、精神的な無理は全く利かない。
今週は体力的にはキツイけれど、楽しいことばかりがある。
夜、お風呂に入って布団の上に横たわるだけで眠れてしまう。なんて健康なんだ。こんなに健やかな自分が誇らしい。
バランスをとるために平山夢明の本を読む。帳尻が合う。

9/15

元カレと祖父が夢に出てきた。
祖父母の家に暮らしており、元カレも半同棲のような形で生活していた。ある日突然、料理の最中に居なくなってしまう。切っていた野菜はそのまままな板の上に転がっていた。 

学校に行き、祖父に車で迎えに来てもらう。
お喋りな祖父だがめずらしく無言だった。
家までの帰り道、窓の外を見たいけれど大雨で、窓ガラスが雨で滲んでよく見えなかった。

家に着いた。
祖父は言う。「私を解放してくれ」いやだ、もっと一緒に居たい、とわがままを言う。泣いていたと思う。「今いる人たちを大切にしなさい」そう言うと祖父は車を降りていった。
祖父母の家はリビングに電気がついていて、暖かくて居心地が良さそうだ。私もそこに行きたいな、家に入りたいなと思うが、車の扉は開かなかった。

祖父母の命日が近いから、こんな夢を見たのだと思う。言われたいことを夢の中の祖父に言わせているとは分かっている。
会いたいな。会えなくて寂しい。

9/16
友人とお茶をする。久しぶりにのんびり過ごせた。たくさん甘えた。

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