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ブッキングでひと組も決まらない時の打開策。

いつもは若い音楽家に向けて書いてますが、今日はブッキングする立場の方、ライブハウスのブッカーや企画者に向けて書きます。とは言えバンドは自主企画する際もあると思うので参考にはなるかもしれません。

ブッキングで最も辛いのはひと組も決まらない時です。ひと組決まれば多少は2組目へと繋がり易いし2組決まれば後は流れに任せても良いくらいには決まっていくものです。

日程は迫ってるのにひと組も決定の返事を貰えないと焦り始めます。ブッキングしたことのある人は誰しも経験があるはずです。オファーされる側の立場としては誰も決まってない企画には出演の返事はし辛いものです。「お見合い」です。「様子見」です。そのまま時間だけが過ぎていきます。その際の打開策は2つあります。

まず一つ目。一番最初に決めてくれたバンドには何かしらのメリットを与えます。例えば、出順に関して希望を叶える、ギャラやチャージバックを通常より良い条件にする、最初に決めてくれたバンドが希望するバンドにオファーする、そのバンドを中心に考えた色の企画にする。誰が出るか分からない段階で決めてくれたんだからそのくらいの事は考えるべきだと思います。そしてそれらの条件を検討して貰えそうなバンドに事前に提案してみます。

ふたつ目です。まだ出演するか否か悩んでるバンド(ここではAとします)に、候補バンドの中からどのバンドが決定したら出て貰えるかを聞いてみます。オファー中のバンドで特になければその他のバンドも含めて提案して貰います。そしてそのAの対バン希望のバンド(ここではBとします)にBが出てくれるならAも出てくれますがどうでしょうか、と聞きます。もしOKであれば一度に2バンドが決まってしまいます。

もしブッキングでひとバンドも決まらず時間だけがダラダラと過ぎていく企画があるならどうか試してみてください。

対バンが決まってなくてもあなたを信頼して出演を決めてくれるバンドがいるなら、そういうバンドは親友のようにずっとずっとどうか大切にしてください。

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