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MCの練習をしてください。

知らないバンドを初めて観た時もMCだけは覚えてることがよくあると思います。曲は覚えて無くてもMCの内容や上手いか下手か、プロ志向か身内受けか、など覚えています。人間の耳は人間の声に照準が合ってるので覚えやすく出来てます。普段から人と話すことも多いし音楽よりもMCを覚えます。

あなたはMCの練習をしてますか?

9割のフロントマンはしてないと思います。なんとなく内容だけを考えてたり、何も考えてなかったりのはずです。ライブハウスで演奏するバンドの9割がMCが下手なのも当然です。なんせMCを舐めてます。曲と曲の繋ぎとか物販やライブの告知のためだけにするものだと考えてます。

MCは大切なライブパフォーマンスの一部です。しかも人の記憶には曲よりもMCが残ります。非常に大切なものですがその重要性を本当に理解してるフロントマンは1割しかいません。

今からMCの練習をしてください。動画を撮ってそれを見返してください。あなたのMCがいかに酷いかわかります。酷いから見たくも無いと思いますが、必ず見てください。見ないとあなたは練習しません。そしてずっとずっと酷いMCを続けることになります。

同録を見てまず気付くのがバンド名が分かり辛いことです。9割のバンドはMCでバンド名を言いますがそのうちバンド名をしっかり聞き取れるのは1割くらいです。きっとあなたのMCもバンド名は聞き取れません。聞き取れるのはあなたがバンド名を言い慣れてるからです。ほとんどのバンドはバンド名を言う時に早口になります。ゆっくりとはっきりと大きな声でバンド名を言ってください。まずはそこからです。

MCにおける欠点は人それぞれだと思います。内容や喋り方、タイミングや長さ、今のままで良いですか?きっと改良の余地があります。MCはライブの重要な一部を担ってます。そのことをどうか忘れないでください。曲中のミスよりもグダグダのMCの方が遥かに悪影響を与えます。こういうことを既にわかってる人も多いと思いますが、わかっててやってないのは更にダメです。ライブを舐めてます。もしあなたがライブを、観に来てくれてるお客さんを舐めて無いなら、今夜からMCの練習、更にはMCの、あり方を考えてください。

でもきっとあなたはMCの練習はしません。日常的にMCの練習を1割のフロントマンだけがMCの練習を続けます。今までどおりあなたは酷いMCを続けてバンドの足を引っ張り続けます。

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